韓国の高校に留学するには?3つの方法と費用・ビザ・必要な韓国語

韓国の高校に留学するには?3つの方法と費用・ビザ・必要な韓国語

韓国の高校へ留学する方法は、大きく分けて正規留学・交換留学・短期留学の3つがあります。
このうち韓国の高校を卒業したいなら正規留学ですが、授業はすべて韓国語なので、TOPIK3級以上の力がないと授業についていけません。
費用の目安は年間で100万円ほど、短期留学なら1週間20万円前後からです。
実際に韓国へ留学した経験をもとに、3つの方法の違いから準備までをお伝えします。
高校生のうちから韓国で暮らしたい。そう考える人は年々増えています。
ただし未成年の留学は、大学生や社会人の留学とは事情がまったく違いるのです。
保護者の同意はもちろん、現地で面倒を見てくれる後見人が必要になることも多く、手続きも複雑です。
自分にどの方法が合っているのか、何から準備すればいいのかがはっきりします。
なお学校や制度によって条件は変わるため、最終的には志望する学校や大使館で確認してください。
まずは、3つの方法の違いから確かめましょう。
自分がどれに当てはまりそうか、考えながら読んでみてください。
どの方法を選ぶかで、必要な準備も費用もまったく変わってきます。
韓国の高校に留学する3つの方法

まず知っておきたいのが、高校留学とひと口に言っても中身がまるで違うということです。
卒業を目指すのか、経験を積みたいのかで、選ぶ道が変わります。
正規留学(韓国の高校を卒業する)
韓国の高校に入学し、そのまま卒業を目指すのが正規留学です。
授業も試験も韓国人と同じ内容で受けるため、相当の韓国語力がないと授業についていけません。
そのかわり韓国の高校を卒業すれば、そのまま韓国の大学へ進学しやすくなるという大きな利点があります。
韓国の大学は外国人枠より、韓国で高校を卒業した学生のほうが選択肢が広がる場合も見られます。
ただし3年間を韓国で過ごすことになるので、日本の学校に戻る道は基本的になくなります。
そのぶん覚悟のいる選択なので、家族とよく話し合ってから決めてください。
交換留学(日本の高校に在籍したまま行く)
日本の高校に籍を置いたまま、半年から1年ほど韓国の高校で学ぶのが交換留学です。
学校同士の協定を使う形なので、帰国後は日本の高校に戻って卒業できるのがいちばんの安心材料です。
ただし協定を結んでいる高校でないと利用できないため、まずは自分の学校に制度があるか確かめてください。
制度がない場合は、民間の交換留学プログラムを使う方法もあります。
期間は半年か1年が中心で、費用は年間150万円前後というプログラムが多く見られます。
短期留学(夏休みなどに数週間)
いちばん気軽なのが、夏休みや春休みを使った短期の留学です。
期間は1週間から1か月ほどで、ビザもいらず、日本の学校を休まずに参加できます。
韓国語の授業に加えて、K-POPのダンスや文化体験がついたプログラムも多く、まず韓国を体験してみたい人にぴったりです。
同じ年ごろの日本人が集まるので、はじめての海外でも心細くなりにくいという良さもあります。
夏休みの1週間だけでも、韓国の学校の空気は十分に感じ取れます。
現地の高校生と交流できるプログラムなら、同年代の友人もできます。
短期留学については高校生の韓国短期留学でくわしく紹介しています。
| 方法 | 期間と特徴 |
|---|---|
| 정규 유학 (正規留学) | 3年間/韓国の高校を卒業/TOPIK3級以上が目安 |
| 교환 유학 (交換留学) | 半年〜1年/日本の高校に戻れる/協定校のみ |
| 단기 유학 (短期留学) | 1週間〜1か月/ビザ不要/体験が中心 |
| 어학당 (語学堂に通う) | 高校卒業後/韓国語を集中して学ぶ |
韓国の高校留学に必要な韓国語のレベル

ここが高校留学でもっとも大きな壁です。
大学と違って、高校には外国人向けの特別なクラスがほとんどありません。
正規留学ならTOPIK3級以上
韓国の高校に正規で入るなら、TOPIK3級以上を一つの目安にしてください。
3級は日常会話に困らない程度の力で、これがないと数学や社会の授業を韓国語で理解するのは難しくなります。
学校によっては入学の条件としてTOPIKの成績を求めるところもあるため、受験の時期から逆に考えて準備を始める必要も出てきます。
TOPIKは年に数回しか実施されないので、出願に間に合う回を先に確認しておいてください。
短期留学なら初級でも大丈夫
一方で短期のプログラムなら、ハングルが読める程度でも参加できます。
留学生向けにレベル別のクラスが用意されているので、まったく話せない状態からでも始められます。
むしろ話せないからこそ、通じたときの喜びが大きく、学ぶ意欲につながります。
そのためまず短期で試してから、正規留学を考えるという順番が現実的です。
実際に短期留学をきっかけに、本格的な留学を決めた高校生は少なくありません。
韓国語はいつから準備するか
正規留学を目指すなら、渡航の1年以上前から韓国語を始めておきたいところです。
ハングルの読み書きに数週間、日常会話の土台づくりに半年ほどかかると考えてください。
毎日30分でも続けられれば、1年後にはTOPIK3級が見えてくるはずです。
短い時間でも毎日続けることが、遠回りに見えていちばん確実な道です。
そのうえでTOPIKは年に数回しか実施されないため、受験できる日程を先に押さえておくと計画が立てやすくなります。
日本国内でも受験できるので、渡航前に何度か挑戦しておくと安心です。
韓国の高校留学にかかる費用

次に気になるのがお金の話です。
公立か私立か、寮に入るかどうかで総額は大きく変わります。
年間の費用の目安
正規留学の場合、学費と生活費を合わせて年間100万円ほどが一つの目安です。
公立の高校なら学費は抑えられますが、私立や国際高校を選ぶと年間200万円を超えることもあります。
国際高校は授業の一部を英語で行う学校もあり、その分だけ費用は高くなる傾向も出てきます。
そのうえ渡航費や保険、ビザの申請費用も別に必要なので、余裕をもって見積もってください。
未成年の場合は保険の内容も手厚くしておきたいので、ここは削らないほうがいいでしょう。
短期留学の費用
夏休みなどの短期プログラムは、1週間で20万円前後から参加できます。
この金額には授業料と滞在費、多くの場合は食事も含まれています。
空港からの送迎や現地スタッフのサポートがつくプログラムもあり、はじめての渡航でも安心です。
保護者の方が心配な場合は、こうしたサポートの手厚さで選ぶのも一つの方法です。
ただし航空券が別になっているプログラムもあるので、申し込む前に何が含まれるかを確認しておきましょう。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 학비 (学費・年間) | 公立なら抑えめ/私立は200万円超も |
| 기숙사 (寮・年間) | 月5万〜8万円ほど |
| 생활비 (生活費・年間) | 月5万〜8万円ほど |
| 단기 프로그램 (短期プログラム) | 1週間20万円前後から |
高校留学に必要なビザと手続き

90日を超えて滞在するなら、ビザの手続きが必要です。
高校留学は大学生の留学より提出する書類が多いので、早めに動いてください。
必要になるビザ
高校への留学では、語学研修ビザ(D-4)を使うのが一般的です。
大学へ進学する場合の留学ビザ(D-2)とは種類が違うので、混同しないよう気をつけてください。
なお短期留学で90日以内なら、ビザの申請はいりません。
ビザの手続きは韓国留学のビザ解説にまとめました。
未成年ならではの書類
高校生の留学で必ず求められるのが、保護者の同意書です。
学校によっては、現地で身元を引き受けてくれる後見人(保護者の代わりになる大人)を立てるよう求められることもあります。
そのうえ成績証明書や卒業見込み証明書、残高証明書も必要になるため、出願の半年前から準備を始めると安心です。
書類の発行に2週間ほどかかるものもあるので、学校の窓口には早めに相談しておいてください。
必要書類については韓国留学の必要書類もあわせてご覧ください。
高校留学中の住まいと生活

未成年なので、どこに住むかは慎重に選びたいところです。
寮かホームステイのどちらかを選ぶのが一般的です。
寮とホームステイの違い
学校の寮なら通学の負担がなく、先生の目が届くので保護者としても安心です。
一方でホームステイは韓国の家庭で暮らすため、生活の中で自然に韓国語が身につきます。
ただし家庭ごとにルールが違うので、事前にどんな家族かを確認しておいてください。
門限や食事の時間など、日本の感覚とは違う部分もあるため、事前に聞いておくと戸惑いません。
住まいの選び方は韓国留学の住まいでも紹介しています。
学校生活で戸惑いやすいこと
韓国の高校は日本より勉強に時間をかける学校が多く、夜遅くまで自習が続くこともあります。
先輩と後輩の上下関係も日本より厳しく、言葉づかいを間違えると相手を怒らせてしまうことも見られます。
年上には必ず敬語を使い、名前ではなくオンニやヒョンといった呼び方をするのが基本です。
そのため敬語の使い分けは渡航前に覚えておくと、人間関係で困りにくくなります。
韓国では初対面でまず年齢を聞くことも多く、これは失礼ではなく関係を決めるための確認です。
高校留学のあとの進路

高校を卒業したあと、どうするかも考えておきたいところです。
韓国の大学へ進むか、日本へ戻るかで準備が変わります。
韓国の大学へ進学する
韓国の高校を卒業していれば、韓国の大学を受験するときに有利になる場合があります。
外国人特別枠を使う道もありますし、韓国人と同じ入試を受けることもできます。
くわしくは韓国の大学へ留学する方法をご覧ください。
日本の大学へ戻る
日本の大学へ進む場合は、帰国生入試を使えることがあります。
ただし出願の条件は大学によって細かく決まっているため、高校2年生のうちに調べておいてください。
そのうえ韓国語の資格を取っておくと、入試でも就職でも強みになります。
TOPIKは日本国内でも受験できるので、帰国後も続けて級を上げていくといいでしょう。
日本にいながら韓国とつながる高校

いきなり韓国へ行くのは不安、という方に知っておいてほしい選択肢があります。
日本の高校のなかにも、韓国と交流のある学校がいくつもあるからです。
韓国語を学べる高校
第二外国語として韓国語の授業を用意している高校は、東京や大阪を中心に増えています。
国際科や外国語科のある学校では、韓国語を3年間かけて学べるところもあります。
そのため高校選びの段階から韓国を意識しておくと、進学の道はぐっと広がるはずです。
韓国の高校と提携している学校
姉妹校の関係を結び、短期の交換プログラムを毎年行っている高校もあります。
学校を通した留学なので費用も抑えられ、手続きの多くを先生が助けてくれます。
在学中の方は、まず担任の先生に学校に留学の制度があるかを聞いてみてください。
韓国の高校留学に関するよくある質問

最後に、よく寄せられる質問にお答えします。
韓国語が話せなくても行けますか
短期のプログラムならハングルが読める程度でも参加できます。
ただし正規留学となると、TOPIK3級以上の力がないと授業についていくのは難しくなります。
親は反対しています
未成年の留学は保護者の同意がないと手続きそのものができません。
そのため費用と安全面、卒業後の進路まで具体的に説明して、納得してもらうところから始めてください。
日本の高校を辞めなくても行けますか
交換留学や短期留学であれば、日本の高校に籍を置いたまま参加できます。
まずは在籍している高校に、留学の制度があるかどうかを聞いてみてください。
まとめ|まずは短期で試すのが確実

ここまで、韓国の高校へ留学する方法をお伝えしてきました。
最後に、大切なポイントをもう一度振り返ります。
この記事の要点
- 3つの方法:正規留学・交換留学・短期留学から目的に合うものを選ぶ。
- 韓国語:正規留学ならTOPIK3級以上が目安。短期なら初級でも参加できる。
- 費用:正規留学は年間100万円ほど、短期なら1週間20万円前後から。
高校生の留学は、大人の留学よりも準備することが多くなります。
だからこそ、まずは夏休みの短期プログラムで韓国の学校を体験してみてください。
そこで手応えを感じられたなら、次の一歩を考えればいいのです。

























































































