【韓国語の過去形】韓国語の過去形を例文を使ってマスターしちゃおう!
外国語を勉強する時に、基本形に加え、過去形、そして現在進行形や未来形など、時制は少し難しいことが多いですよね。
例えば日本語と英語では、時制の捉え方が違ったり、文法上の決まりなど、少し違ったりすることもあります。
ですが日本語と韓国語の過去形の場合は比較的使い方がとても似ています!
この時制をうまく使いこなせると、韓国旅行や留学の際にさらに自然なコミュニケーションが取れたり、韓国ドラマやバラエティなども見やすくなるかと思います。
名詞、形容詞、形容動詞、動詞など、それぞれの過去形の作り方がありますので、今日は過去形の作り方、そして過去形を使った例文などを勉強しながら、過去形をマスターしちゃいましょう!
韓国語の過去形。名詞と韓国語の過去形について(例文あり!)
まず最初に、名詞を過去形にする場合からご紹介していきます。
「私は学生です」という文章を「私は学生でした」と韓国語で過去形にする場合
日本語 | 韓国語 |
---|---|
私は学生です | 저는 학생입니다. (チョヌン ハクセンイムニダ) |
私は学生でした | 저는 학생이었습니다. (チョヌン ハクセンイオッスムニダ) |
日本語でもご覧の通り、変化がある部分は最後の「です」「でした」だけですね!
韓国語は、文法の順序が日本語と同じのため、「です」を「でした」にかえるように、「입니다」を「이었습니다」 もしくは「였습니다」にかえれば完成です!
日本語 | 韓国語 |
---|---|
私は学生です | 저는 학생입니다. (チョヌン ハクセンイムニダ) |
私は学生でした | 저는 학생이었습니다. (チョヌン ハクセンイオッスムニダ) |
なお「이었습니다」と「였습니다」の違いはなんでしょうか?
直前の名刺、例文の場合は「学生(학생)」という単語にパッチムがある場合は「이었습니다」、パッチムがない場合は「였습니다」となります。
私が注文したのは、アイスコーヒーでした。
日本語 | 韓国語 |
---|---|
私が注文したのは、アイスコーヒーでした。 | 제가 주문한 것은 아이스아메리카노였습니다. (ジェガ ジュムナン コトゥン アイスアメリカノヨッスムニダ) |
上記の場合は、「아이스아메리카노」とパッチムがないので「였습니다」が使われます。
ここまで見たら、もしかしたら韓国語を勉強された方は「です」は1つだけじゃないのに!と思う方もいらっしゃるかもしれません。
韓国語の場合は、敬語の「です」の中にも少し硬い表現の「입니다」と、敬語とタメ口の中間くらいの柔らかい表現になる「이에요(예요)」の2種類があります。
それではこの柔らかい表現の「이에요(예요)」の時は、どのように過去形に変えることができるでしょうか?
先ほどと同じ例文で考えてみましょう!
日本語 | 韓国語 |
---|---|
私は学生です | 저는 학생입니다. (チョヌン ハクセンイムニダ) |
私は学生でした | 저는 학생이었습니다. (チョヌン ハクセンイオッスムニダ) |
上記のように、パッチムがある場合は「+이었어요」になります。なお、パッチムがない場合は下記の通りになります。
日本語 | 韓国語 |
---|---|
私が注文したのは、アイスコーヒーでした。 | 제가 주문한 것은 아이스아메리카노였습니다. (ジェガ ジュムナン コトゥン アイスアメリカノヨッスムニダ) |
パッチムがない場合は「+였습니다」で過去形にすることができます!
韓国語の過去形。動詞や形容詞と韓国語の過去形について(例文あり!)
続いて、動詞や形容詞、形容動詞を過去形で表現する場合になります!
いくつかのパートに分けて説明していきます。
少し複雑になりますが、慣れてしまえば自然と出てくるかと思いますので、慣れるまで何度か繰り返して練習してみてくださいね。
まず、韓国語の動詞や形容詞そして形容動詞はすべて、基本形は다で終わります。
この다の前の部分を語幹と呼びます。例でいくつか単語を見てみましょう!
日本語 | 韓国語 | 語幹 |
---|---|---|
食べる | 먹다 (モッタ) | 먹 (モッ) |
美味しい | 맛있다 (マシッタ) | 맛있 (マシッ) |
作る | 만들다 (マンドゥルダ) | 만들 (マンドゥル) |
良い | 좋다 (チョッタ) | 좋 (チョッ) |
防ぐ | 막다 (マクダ) | 막 (マク) |
以上の例を見てわかるように、すべて語幹の最後にパッチムがありますね。まず語幹の最後にパッチムがあるパターンから見ていこうと思います。
語幹の最後にパッチムがあることを確認したら、次は、その語幹の最後の母音がㅏㅗであるか、ㅏㅗ意外かを見ていく必要があります。
語幹の最後の母音がㅏㅗ
上記の単語は、좋다と막다です。
語幹の最後の母音がㅏㅗ以外
上記の単語からは、먹다,맛있다,만들다になります。
語幹の最後の母音がㅏㅗの場合
過去形は「+았어요,았습니다」で、<語幹の最後の母音がㅏㅗ以外>の場合の過去形は「+었어요,었습니다」です。
それでは早速上記の単語を過去形にし、例文を作ってみましょう!
語幹の最後の母音がㅏㅗ
日本語 | 韓国語 |
---|---|
昨日は天気が良かったです | 어제는 날씨가 좋았습니다. (オジェヌン ナルッシガ チョアッスムニダ) (좋았어요) |
信号を設置して、事故を防ぎました | 신호를 설치해서 사고를 막았어요. (シンホルル ソルチヘソ サゴルル マガッソヨ) (막았습니다) |
語幹の最後の母音がㅏㅗ以外
日本語 | 韓国語 |
---|---|
昨日は天気が良かったです | 어제는 날씨가 좋았습니다. (オジェヌン ナルッシガ チョアッスムニダ) (좋았어요) |
信号を設置して、事故を防ぎました | 신호를 설치해서 사고를 막았어요. (シンホルル ソルチヘソ サゴルル マガッソヨ) (막았습니다) |
まずは語幹にパッチムがあることを確認し、ある場合はその母音がㅏㅗなのか、それ以外なのかをみた上で、上記の通りに過去形を作ればOKです!
ただ、一点注意が必要なパッチムがあります。それは「ㅂ」です。この語幹の最後のパッチムが「ㅂ」の場合も確認していきましょう。
語幹の最後のパッチムがㅂ
これに該当する単語としては、귀엽다(かわいい)、쉽다(易しい)、밉다(憎い)等があります。
これらの場合は、まずパッチムのㅂがなくなり「+웠습니다(웠어요)」で過去形が完成します。
日本語 | 韓国語 |
---|---|
犬が可愛かったです | 강아지가 귀여웠어요. (カンアジガ クィヨワッソヨ) (귀여웠습니다) |
試験は易しかったです | 시험은 쉬웠습니다. (シホムン スィワッスムニダ) (쉬웠어요) |
あの人が憎かったです | 그 사람이 미웠어요. (ク サラミ ミワッソヨ) (미웠습니다) |
韓国語の過去形。「하다」と過去形(例文あり!)
続いては、動詞や形容動詞によくある、最後が하다で終わる場合です。
この場合は先ほどと違い、語幹などを機にする必要はなく、すべて同一で하다を「했습니다(했어요)」に変えれば過去形になります。
하다がつく代表的な単語の中に、조용하다(静かだ)、공부하다(勉強する)、요리하다(料理する)などがあるかと思います。これらの単語を過去形にしていきましょう!
「하다」と過去形の例文
日本語 | 韓国語 |
---|---|
ここは静かでした | 여기는 조용했습니다. (ヨギヌン チョヨンヘッスムニダ) (조용했어요) |
昨日一生懸命勉強しました。 | 어제 열심히 공부했어요. (オジェ ヨルシミ コンブヘッソヨ) (공부했습니다) |
子供の頃よく料理をしました。 | 어릴 때 자주 요리했습니다. (オリル ッテ チャジュ ヨリヘッスムニダ) (요리했어요) |
韓国語の過去形。動詞・形容詞の韓国語の過去形・変化形(例文あり!)
さてここまでは、語幹の最後にパッチムがある時と하다で終わる時の2種類をみてきました。
最後にご紹介するのは、語幹にパッチムがない場合です。少し変則的になりますので、一つずつ確認してみてくださいね!
母音がㅏ,ㅓ,ㅐ,ㅕ,ㅔの時
まずは語幹の最後にパッチムがなく、語幹の最後の母音がㅏ,ㅓ,ㅐ,ㅕ,ㅔの時をみてみましょう。
この時は「+ㅆ습니다(ㅆ어요)」で過去形を作ることができます。独学などで学習書を見ると、脱落と表記されることも多いです。実際の単語を見てみましょう。
上記の母音が使われる単語の例として、가다(行く)、서다(立つ)、헤매다(迷う)、켜다(つける)、세다(強い)などが挙げられます。これらをすべて過去形にしてみましょう!
過去形の例文
日本語 | 韓国語 |
---|---|
昨日学校に行きました | 어제 학교에 갔어요. (オジェ ハッキョエ カッソヨ) (갔습니다) |
お年寄りの方がいらっしゃったので、私がたちました | 나이 드신분이 계셔서 제가 섰습니다. (ナイ ドゥシンブニ ケショソ ジェガ ソッスムニダ) (섰어요) |
来る時少し迷いました | 올 때 좀 헤맸어요. (オル ッテ ジョム ヘメッソヨ) (헤맸습니다) |
暑いのでエアコンをつけました | 더워서 에어컨을 켰어요. (トウォソ エオコヌル キョッソヨ) (켰습니다) |
相手は本当に強かったです | 상대방은 정말로 셌습니다. (サンデバンウン チョンマロ セッスムニダ) (셌어요) |
語幹の最後にパッチムがなく、最後の母音がㅏ,ㅓ,ㅐ,ㅕ,ㅔの際は「+ㅆ습니다(ㅆ어요)」になるので、まとめて覚えておきましょう!
母音がㅗの時
次にご紹介するのは、語幹にパッチムがなく、語幹の最後の母音がㅗの時です。先ほどの脱落と変わり、次は合体とも言われます。
この時は「+았습니다(았어요)」で完成ですが、パッチムがある時との違いは、もともとの単語と「+았습니다(았어요)」が合体するという点です。
単語の代表例としては、오다(来る)がありこの오다の場合、오+았습니다ですが、오 と아が合体し、왔습니다になります。
過去形の例文
日本語 | 韓国語 |
---|---|
昨日友達が私の家にきました | 어제 친구가 우리 집에 왔습니다. (オジェ チングガ ウリ ジベ ワッスムニダ) (왔어요) |
母音がㅜ,ㅣ,ㅚの時
先ほどの合体系と同じように、語幹の母音の最後がㅜ,ㅣ,ㅚの時には「+었습니다(았어요)」で過去形が完成します。
今回も語幹の最後の文字と合体しますので、例で見ていきましょう!
주다(あげる)、외치다(叫ぶ)、되다(なる)があります。
過去形の例文
日本語 | 韓国語 |
---|---|
誕生日プレゼントをあげました | 생일 선물을 줬습니다. (センイル ソンムルル ジョッスムニダ) (줬어요) |
大きな声で叫びました | 큰소리로 외쳤어요. (クンソリロ ウェチョッソヨ) (외쳤습니다) |
医者になりました | 의사가 됐어요. (ウィサガ トゥエッソヨ) (됐습니다) |
特に되다という単語は、合体した後でも発音が同じなため、韓国人でもスペリングのミスなどをよくしがちな単語になります。原理がわかれば、ミスなく書けるかと思います!
母音が ㅡ の時
語幹の最後にパッチムがなく、母音が「ㅡ」の時です。少し難しいですが、これで最後なので後少し頑張って下さい!
母音が「ㅡ」の際に過去形を作る時は、なんと「+았습니다(았어요)」も「+었습니다(었어요)」もどちらも使われます。それでは、どうしたらいいでしょうか?
その時は文字数を見てみましょう!
まず語幹が一文字の場合からです。一文字の場合は、「ㅡ」はなくなり「+었습니다(었어요)」になります。
쓰다(苦い、書く)、크다(大きい)などがこれに該当します。
過去形の例文
日本語 | 韓国語 |
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昨日食べた果物が苦かったです | 어제 먹은 과일이 썼어요. (オジェ モグン クァイリ ソッソヨ) (썼습니다) |
公園がとても大きかったです | 공원이 아주 컸어요. (コンウォニ アジュ コッソヨ) (컸습니다) |
続いて、語幹の文字数が二文字以上の場合です。
例を挙げると、예쁘다(綺麗だ)、바쁘다(忙しい)などです。
この場合は最初の基本に戻り、쁘の前の母音が「ㅏ,ㅗ」の場合は「+았습니다(았어요)」、쁘の前の母音が「ㅏ,ㅗ以外」の場合は「+었습니다(었어요)」になります。
過去形の例文
日本語 | 韓国語 |
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空が綺麗でした。 | 하늘이 예뻤어요. (ハヌリ イェッポッソヨ) (예뻤습니다) |
今週は忙しかったです。 | 이번주는 바빴습니다. (イボンジュヌン パッペッスムニダ) (바빴어요) |
【まとめ】韓国語の過去形を例文を使ってマスターしちゃおう!
いかがでしたでしょうか?韓国語で過去形を作るには、どうやって作っていくのか、またそれぞれの例文もご紹介いたしました。
もちろん過去形が使えなくても、コミュニケーションをとることはできますが、時制をきちんと理解して使えたら、さらに自然なコミュニケーションが取れますよね!
最初は少し複雑で難しいですが、慣れてしまえば分かりやすいです!
ぜひ頑張って過去形マスターしてみてくださいね。