韓国語で「本当・本当に」は何て言う?いろんなバリエーションを覚えよう!
日本語でも会話に欠かせない「本当」や「本当に」というフレーズ。本当にという意味。
日本語では砕けた言い方ですが「マジ・マジで」とも言いますよね。嘘ではないことを強調する意味でも使いますが、驚いたときには「本当?!」「本当に?!」と疑問形で使うことも多いこの言葉。
よく使うフレーズだけに覚えておくととても活躍する言葉です。そして日本語同様に「本当・本当に」にはいろんなバリエーションがあり、ハングルでも微妙にニュアンスが異なります。
大活躍のフレーズなのでしっかりマスターすればハングルでの会話が弾むはず!使い方からニュアンスの違いまでしっかり覚えておきましょう。
「本当・本当に」の韓国語をマスターして会話を盛り上げよう!
などなど、良い意味でも悪い意味でも一日に何度も使ってしまう「本当・本当に」というフレーズ。本当によく使いますよね。
英語では「Really?」と疑問形で使うイメージがありますが韓国語ではどうなのでしょうか。
もちろん日本語と同じで韓国語でも本当によく登場するフレーズです。
文章ではもちろん、会話では「本当?」「本当!」とこの言葉だけでも大切な会話が成立するほど重要な言葉。韓国語では「チョンマル(정말)」「チンチャ(진짜)」が一番よく使われているでしょう。
二つあるということは使い方や意味、ニュアンスにちょっとした差があります。
韓国語の「本当・本当に」のハングルをマスターするにはその違いもしっかり押さえたうえで、あらゆる使い方を覚えておきたいものですよね。詳しく見ていきましょう。
韓国語で「本当・本当に」はチョンマルやチンチャ
先ほども申し上げた通り、ハングルで「本当・本当に」は「チョンマル(정말)」「チンチャ(진짜)」を言う言葉を使います。
どちらかと言えば前者の「チョンマル(정말)」の方がフォーマルな言い方で、どちらかと言えば「チンチャ(진짜)」の方が砕けた表現と言えるでしょう。
しかし、日本語でも本当と同じ意味で「マジ」という言葉がありますが、日本語の「マジ」というニュアンス程砕けてはいません。「チンチャ(진짜)」は「チンチャ(진짜)」で正式な言葉です。
会話では「チョンマル(정말)」「チンチャ(진짜)」と言えば、どちらも「本当・本当に」という意味で違和感なく通じますし、たいていの会話の場合、置き換えても問題はないといえるでしょう。
私は本当にこの人を愛しているんだ!
日本語 | 韓国語 |
---|---|
私は本当にこの人を愛しているんだ! | 나는 정말로 이 사람을 사랑해! (ナヌン チョンマルロ イ サラムル サランヘ!) |
あの人は今本当にお金がない…
日本語 | 韓国語 |
---|---|
あの人は今本当にお金がない… | 저 사람은 지금 진짜 돈이 없어… (チョ サラムン ジグム チンジャ トニ オプソ…) |
良い意味でも悪い意味でも「本当」という言葉を使いたい時にはどちらでOKですし、入れ替えても大丈夫です。
「本当にお願い!」と強調の意味の場合もハングルでも日本語同じように「정말 부탁이야!(チョンマル プタギヤ!)」、「本当?!」「本当に?!」なら「정말?!」とその言葉だけを言ってもOKです。
何かにびっくりした時や、すごいなどの強調の意味でもよく使う「本当・本当に」の「チョンマル」と「チンチャ」は覚えて置くと自然と会話がはずみますので是非覚えておきましょう。
「本当・本当に」のチョンマルとチンチャの違い
そして、「本当・本当に」の意味として「チョンマル」と「チンチャ」を覚えたところでこの二つの言葉の違いが気になりませんか?
「チョンマル(정말)」は直訳すると「本当」なのですが、「チンチャ(진짜)」の方は「本物」という意味です。なので、「チンチャ(진짜)」の反対語は「가짜(カッチャ)」というのです。
本物という意味の「チンチャ(진짜)」も「本当」という意味で頻繁に、ほとんど区別なくつかわれている、という認識で違いを押さえておけば大丈夫でしょう。
ですので、例えば「この宝石は本当に本物?」と韓国語でいう場合、「이 보석은 정말 진짜?(イ ポソグン チョンマル チンチャヤ?)」と言います。こういうと本来の意味が正確に把握できるのではないでしょうか。
しかし、特に会話では「チンチャ(진짜)」を日本語の「本当」という意味で使ってもほとんど違和感はありませんので、本物という意味で使いたい場合のみ注意すれば大丈夫です。
「チョンマル」と「チンチャ」以外のハングル「本当・本当に」
しかしここで韓国語独特の「本当・本当に」という表現も押さえておきましょう。
まず、例えば「その話本当なの?」と日本語で言う場合、韓国語では「그 말 정말이야?(ク マル チョンマリヤ?)」よりも「그 말 사실이야?(ク マル サシリヤ?)」という方が自然です。
사실とは「事実」という意味。日本語では「その話は事実なの?」というと通じますがちょっと表現に違和感がありますよね。
しかしハングルの場合、真偽をよりはっきりとさせたいようなこんな時は「本当」を「사실」と言います。
そして、次に日本語でよく使う「本当にありがとうございます!」という大感謝を伝えたい場合。「정말 감사합니다!(チョンマル カムサハンミダ!)」と言ってももちろん間違いではありませんが、このような場合は「진심으로 감사합니다(チンシムロ カムサハンミダ)」と言った方がより気持ちが伝わります。
진심の진は、진짜の진と同じ意味。本気や本心と訳します。
本当によりもより強い思いが伝わりますので、大事な局面で使いたいフレーズですね。
「本当・本当に」の反対語「嘘!」は韓国語で何と言う?
そして、本当と合わせて会話でよく使うフレーズとして「嘘!」は忘れてはいけないでしょう。「嘘!」「本当!」という日本語会話と全く同じやり取りが韓国語でもあります。
うそはハングルで「거짓말(コジンマル)」と言います。歌の歌詞でもよく登場します。
「거짓말 하지마!(コジンマル ハジマ!)」は「嘘つかないで!」という意味です。
「거짓말아니야! 정말이라니까!(コジンマル アニヤ!チョンマリラニカ!)」は「嘘じゃない!本当だってば!」という会話です。
ちなみに「嘘つき」は「거짓말 쟁이(コジンマルジェンイ)」といいます。
〇〇ジェンイとはハングルではよく使われる言葉なのですが、日本語言うと「〇〇坊主」や、「〇〇っ子」のような意味になります。
泣き虫はウルジェンイ、ひょうきんものは「ギャクジェンイ」なんて言ったりもします。
また、嘘というハングルは거짓말以外にも「뻥(ポン)」という言い方もします。
こちらは何か風船などがはじけるような擬音語なので「ポン!」と歯切れよく発音するのが本格的。かなり砕けた会話言葉なので、目上の人には使わないように注意してくださいね。
お友達同士で「それ嘘だろ!」なんて言う場合「그것 뻥이지!(クゴ ポンイジ!)」 という風に気軽に言えるような仲のいい間柄で使ってみてくださいね。
【まとめ】韓国語で「本当・本当に」をいろんなバリエーションで覚えよう!
日本語でもよく使う「本当・本当に」のハングルをいろんなバリエーションでご紹介しました。
ドラマや映画で何気ない会話の途中でも頻繁に使われるセリフなので、知っていると聞き取りもできるようになりますよ!