韓国語の母音と子音|ハングルの仕組み・発音の基本

韓国語の母音と子音|ハングルの仕組み・発音の基本
韓国語の母音と子音|ハングルの仕組み・発音の基本韓国語の文字であるハングルは、母音と子音を組み合わせて作ります。 文字ごとの音を覚えた次は、韓国語の発音変化9種類を確認すると、単語や文の中で音が変わる理由まで理解できます。
たとえば가はㄱとㅏ、나はㄴとㅏに分けられます。
日本語の「か」をローマ字にするとkとaに分かれます。
韓国語も考え方は似ており、子音が音の始まり、母音が声の中心になります。
ただし、ハングルは子音と母音を横一列には書きません。
一つの四角い形へまとめるため、母音の向きに合わせて左右または上下に並べ、最後に子音が付く場合は一番下へパッチムとして置きます。
以下では、母音と子音の違い、数え方、左右・上下の並べ方、無音のㅇ、パッチムを、가や한などの短い字に分けながら確かめます。
この「韓国語の母音と子音|ハングルの仕組み・発音の基本」を読んでわかること
- 母音と子音の違い
- 母音21個・子音19個と基本字24個の関係
- 左右・上下に組み合わせる決まり
- 母音から始まる音にㅇを付ける理由
- パッチムがある文字の見方
- 初心者が覚える順番
韓国語の母音と子音の違い
韓国語の母音と子音の違い母音は声の中心になる音、子音は舌や唇、息の使い方で作る音です。
日本語では「あ・い・う・え・お」が母音で、「な」はnに当たる子音とaに当たる母音が合わさった音です。
韓国語の나も同じように、ㄴとㅏを組み合わせて作ります。
母音は口の中で息を強く止めずに出す音で、韓国語ではㅏ・ㅓ・ㅗ・ㅜ・ㅡ・ㅣなどが当てはまります。
一方、子音は舌や唇を動かしたり、息を一度止めたりして作る音で、ㄴ・ㅁ・ㅅ・ㅎなどが当てはまります。
子音だけではふつう一文字として読めないため、母音と組み合わせて一つの字にします。
| 分け方 | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| 母音 | 声の中心になる | ㅏ・ㅓ・ㅗ・ㅜ |
| 子音 | 音の始まりや終わりを作る | ㄱ・ㄴ・ㅁ・ㅅ |
| 子音+母音 | 一つの文字になる | ㄱ+ㅏ=가 |
| 子音+母音+子音 | 最後の子音がパッチムになる | ㅎ+ㅏ+ㄴ=한 |
母音は一文字の中で声の中心になる
ハングルには母音が必ず入り、母音の形によって文字の並べ方が決まります。
가にはㅏ、고にはㅗ、무にはㅜが入っています。
母音がなければ、これらの文字を一つの音として読むことはできません。
母音が縦長なら子音の右へ置き、ㅏを使う가、ㅓを使う거、ㅣを使う기のように組み立てます。
一方、横長の母音は子音の下へ置くため、ㅗを使う고、ㅜを使う구、ㅡを使う그の形になります。
子音は音の最初と最後に使われる
子音は文字の最初に置かれ、パッチムがある場合は一番下にも置かれます。
나の最初にあるㄴ、마の最初にあるㅁは、音の始まりを作る子音です。
한の一番下にあるㄴ、밥の一番下にあるㅂも子音ですが、この位置ではパッチムと呼びます。
同じ子音でも、文字の最初にある場合と下にある場合では発音が変わることがあります。
ただし、この段階では細かな音より文字の中の位置を先に確認し、パッチムの詳しい発音は別の記事で学びましょう。
韓国語の母音と子音は何個ある?
韓国語の母音と子音は何個ある?一覧表では母音21個・子音19個ですが、基本字は母音10個・子音14個の24個です。
「ハングルは24個」と書かれている説明と、「母音21個・子音19個で40個」と書かれている説明があり、初めて見ると数が合わないように感じます。
これは数え方が違うためです。
ハングルの基本字は、母音10個と子音14個の合計24個です。
そこへ、母音を組み合わせた11個と、同じ子音を重ねた濃音5個を加えると、一覧では母音21個・子音19個になります。
| 分け方 | 内訳 | 合計 |
|---|---|---|
| 基本字 | 基本母音10+基本子音14 | 24個 |
| 母音 | 基本母音10+組み合わせた母音11 | 21個 |
| 子音 | 基本子音14+濃音5 | 19個 |
| 一覧表の全体 | 母音21+子音19 | 40個 |
基本字24個から覚える
最初に基本母音10個と基本子音14個を見ると、残りの文字が基本字から作られていることに気づけます。
ㅑはㅏに短い線を一本加えた形、ㅠはㅜに短い線を一本加えた形です。
ㄲはㄱを二つ重ねた形、ㅆはㅅを二つ重ねた形です。
40個をばらばらに暗記するより、基本の形に線や文字がどう加わったかを見る方が覚えやすいです。
母音21個の細かな発音は、韓国語の母音一覧と発音で比べられます。
40字を一覧で見たいときは反切表を使う
母音21個と子音19個を一度に見比べるときは、40字を並べた反切表を使います。
母音と子音を一覧で見たい場合は、韓国語のハングル一覧表で40字をまとめて見られます。
このページでは一覧を丸暗記するのではなく、母音と子音を見分け、自分で一文字を組み立てられるところまで進みます。
韓国語の母音21個一覧|基本10個と組み合わせ11個
韓国語の母音21個一覧|基本10個と組み合わせ11個韓国語の母音は全部で21個です。まず基本10個を覚え、形を組み合わせた11個へ進みます。
韓国語の母音は全部で21個です。
発音を一つのカタカナに決めると違いが見えにくいため、近い音と、子音を組み合わせたときの置き方を並べて確かめます。
基本母音10個
基本母音は、縦長5個と横長5個に分けると置き場所が分かります。
| 母音 | 近い音 | 子音との位置 |
|---|---|---|
| ㅏ・ㅑ | ア・ヤ | 子音の右 |
| ㅓ・ㅕ | 日本語のオ・ヨに近い音 | 子音の右 |
| ㅗ・ㅛ | オ・ヨ | 子音の下 |
| ㅜ・ㅠ | ウ・ユ | 子音の下 |
| ㅡ・ㅣ | 日本語にないウに近い音・イ | 下・右 |
ㅏ・ㅑ・ㅓ・ㅕ・ㅣは縦長なので、가・너・미のように子音の右へ置きます。
ㅗ・ㅛ・ㅜ・ㅠ・ㅡは横長なので、고・누・그のように子音の下へ置きます。
組み合わせて作る母音11個
残りの11個は、基本母音の線や音を組み合わせて作ります。
| 母音 | 近い音 | 単語例 |
|---|---|---|
| ㅐ・ㅔ | エに近い音 | 개・세 |
| ㅒ・ㅖ | イェに近い音 | 얘・예 |
| ㅘ・ㅙ・ㅚ | ワ・ウェ・ウェに近い音 | 과・왜・외 |
| ㅝ・ㅞ・ㅟ | ウォ・ウェ・ウィ | 원・웨・위 |
| ㅢ | ウィ・イ・エに近く聞こえる | 의자・회의・나의 |
今の会話ではㅐとㅔ、ㅒとㅖの音がかなり近く、ㅙ・ㅚ・ㅞも同じように聞こえることがあります。
音だけでつづりを決めず、개、세、왜、외국のように単語ごと覚える方が確実です。
母音の口の形や細かな発音は、韓国語の母音一覧と発音で比べられます。
韓国語の子音19個一覧|基本14個と濃音5個
韓国語の子音19個一覧|基本14個と濃音5個韓国語の子音は全部で19個です。
基本子音14個に、同じ字を重ねた濃音5個を加えます。
子音は母音と組み合わせると一つの文字になります。
カタカナは近い音を知る手がかりですが、ㄱ・ㄷ・ㅂ・ㅈは置かれた場所によって清音と濁音の間のように聞こえます。
基本子音14個
最初はㅏを付け、가・나・다の形で音を確かめます。
| 子音 | ㅏを付けた形 | 音の目安 |
|---|---|---|
| ㄱ・ㄴ・ㄷ | 가・나・다 | カ/ガ・ナ・タ/ダ |
| ㄹ・ㅁ・ㅂ | 라・마・바 | ラ・マ・パ/バ |
| ㅅ・ㅇ・ㅈ | 사・아・자 | サ・ア・チャ/ジャ |
| ㅊ・ㅋ・ㅌ | 차・카・타 | 息の強いチャ・カ・タ |
| ㅍ・ㅎ | 파・하 | 息の強いパ・ハ |
文字の最初にあるㅇは発音せず、아・오・우のように母音だけを読ませる役目があります。
同じㅇがパッチムに来ると、강のように「ン」に近い音になります。
濃音5個
ㄲ・ㄸ・ㅃ・ㅆ・ㅉは、息を多く出さず、音の初めを短く強く出します。
| 濃音 | ㅏを付けた形 | 音の目安 |
|---|---|---|
| ㄲ | 까 | ッカに近い音 |
| ㄸ | 따 | ッタに近い音 |
| ㅃ | 빠 | ッパに近い音 |
| ㅆ | 싸 | ッサに近い音 |
| ㅉ | 짜 | ッチャに近い音 |
平音・激音・濃音を三つの組で比べる
가・카・까のように並べると、息の量と音の強さの違いが分かります。
ㄱは平音、ㅋは息を強く出す激音、ㄲは息を抑えて短く出す濃音で、ㄷ・ㅌ・ㄸ、ㅂ・ㅍ・ㅃ、ㅈ・ㅊ・ㅉも同じ組になります。
ただし、ㅅには激音がないため、ㅅとㅆの二つを比べます。
子音の文字名と発音を詳しく確認したい場合は、韓国語の子音一覧と発音をご覧ください。
母音と子音の組み合わせ方
母音と子音の組み合わせ方ハングルは「最初の子音+母音」を一つの四角にまとめ、必要なら下にパッチムを加えます。
文字の基本形は「子音+母音」で、가はㄱ+ㅏ、도はㄷ+ㅗ、미はㅁ+ㅣからできています。
並べ方は母音の形で決まり、縦長なら左右、横長なら上下に配置します。
最後に子音が付く場合は「子音+母音+子音」の形になり、한はㅎ+ㅏ+ㄴ、김はㄱ+ㅣ+ㅁ、밥はㅂ+ㅏ+ㅂへ分けられます。
| 形 | 並べ方 | 例 |
|---|---|---|
| 子音+縦母音 | 左右 | ㄴ+ㅏ=나 |
| 子音+横母音 | 上下 | ㄴ+ㅗ=노 |
| 子音+母音+子音 | 最後の子音を下へ | ㅎ+ㅏ+ㄴ=한 |
| ㅇ+母音 | 母音から始まる音 | ㅇ+ㅏ=아 |
母音から始まる音には無音のㅇを置く
母音だけの音を書くときは、一文字の形を作るために音のないㅇを置きます。
「ア」はㅏだけではなく아、「オ」はㅗだけではなく오と書きますが、文字の最初にあるㅇは発音せず、後ろの母音だけを読みます。
「牛乳」を表す우유は、우がㅇ+ㅜ、유がㅇ+ㅠでできており、どちらのㅇも音を出しません。
ただし、ㅇが一番下のパッチムに来ると「ン」に近い音になります。
最初では無音、最後では音があるため、位置を見て区別します。
パッチムは一番下に置く子音
文字の最後に子音が付くときは、一番下に置き、この子音をパッチムと呼びます。
한はㅎ+ㅏ+ㄴ、국はㄱ+ㅜ+ㄱへ分けられるため、한국は한と국の二文字でできていることが分かります。
カタカナでは「ハングク」と続けて書きますが、ハングルでは二つの四角い文字です。
パッチムは文字を見分けるうえで欠かせませんが、発音には別の決まりがあります。
詳しい読み方は、韓国語のパッチムの読み方で見られます。
一文字ずつ分けると長い単語も読める
長い単語も、四角い文字ごとに区切り、その中を子音・母音・パッチムに分けます。
한국어は한・국・어の三文字です。
한はㅎ・ㅏ・ㄴ、국はㄱ・ㅜ・ㄱ、어はㅇ・ㅓに分けられます。
친구は친と구の二文字でできており、친にはㅊ・ㅣ・ㄴ、구にはㄱ・ㅜが入っています。
知らない単語も一文字ずつ分けると、どの字で読み方に迷ったのかが分かります。
母音と子音を覚える順番
母音と子音を覚える順番基本母音、よく使う子音、左右・上下の組み合わせ、パッチムの順で進めます。
最初は基本母音10個から始め、次に組み合わせた母音11個へ進みます。
母音の向きが分かると、文字を左右と上下のどちらに置くかも分かります。
次に基本子音14個へ同じ母音ㅏを付け、가・나・다・라のように並べます。
基本の形が読めたら、濃音5個を加えます。
その次にㄱ・ㄷ・ㅂ・ㅈ、激音、濃音へ進みます。
子音+母音の形を分けてからパッチムを見ると、字のどこを読んでいるかがはっきりします。
最初は短い単語を分けて読む
一文字の練習だけでなく、우유・나무・친구などの短い単語を、一文字ずつ中の字に分けます。
나무は나と무、우유は우と유、친구は친と구に分けられます。
知っている単語を分けると、母音と子音の位置を見つけやすくなります。
単語を見たら、「母音はどれか」「パッチムはあるか」を一文字ずつ確かめます。
カタカナは最初だけ使う
カタカナは読み始めの手がかりになりますが、韓国語の音をすべて正確には表せません。
ㅓとㅗはどちらも「オ」、ㅜとㅡはどちらも「ウ」と書かれがちです。
ㄱ・ㄷ・ㅂ・ㅈも、カタカナだけでは聞こえ方の違いを表しきれません。
最初はカタカナを添えながら読み、形に慣れたらハングルと音を直接結びつけます。
書くときも、完成した形を写すだけでなく、子音と母音をどの順に置いたか確かめます。
母音と子音を組み合わせる5問
母音と子音を見て分かったつもりで終わらず、一つの文字に組み立てます。
| 母音・子音 | できる文字 | 読み方の目安 |
|---|---|---|
| ㅇ+ㅏ | 아 | ア |
| ㄴ+ㅓ | 너 | ノに近い音 |
| ㅁ+ㅗ | 모 | モ |
| ㅂ+ㅜ | 부 | プ/ブ |
| ㄱ+ㅣ+ㅁ | 김 | キム |
最初の四つは子音と母音、最後の김にはパッチムㅁがあります。
縦長の母音は子音の右、横長の母音は子音の下に置くことも、文字を作りながら確かめます。
一覧の次は短い文へ進む
母音と子音を一枚で見直すときは、親記事の韓国語のハングル一覧表を使います。
文字が読めたら、韓国語の「は」と「が」の違いで助詞を付け、短い文を作る練習へ進みます。
韓国語のつづり、基本の意味、例文は、国立国語院の韓国語基礎辞典でも調べられます。
韓国語の母音と子音についてよくある質問
韓国語の母音と子音についてよくある質問数の違い、ㅇの読み方、パッチムについて、初心者からよく出る疑問に答えます。
韓国語の母音と子音は全部で何個ですか?
一覧表では、母音21個と子音19個の合計40個です。
母音21個は基本母音10個と組み合わせた母音11個、子音19個は基本子音14個と濃音5個です。
ハングルが24個と書かれているのはなぜですか?
基本になる母音10個と子音14個だけを数えると24個になるためです。
40個と24個は、どちらかが間違いというわけではありません。
基本字だけを数えるか、組み合わせて作る母音と濃音まで含めるかの違いです。
母音と子音はどちらから覚えますか?
最初は基本母音10個です。
母音の向きで、文字を左右・上下のどちらに組むかが決まります。
母音の形を見分けた後、ㄴ・ㅁ・ㅅ・ㅇ・ㅎなどを付けて나・마・사・아・하を作ると、子音の違いも比べられます。
母音だけでハングルを書けますか?
母音から始まる音には、最初に音のないㅇを付けます。
「ア」は아、「ウ」は우と書きます。
ㅏやㅜだけでは、ふつうの一文字として書きません。
子音だけでハングルを書けますか?
文字そのものを説明するとき以外は、子音と母音を組み合わせて一文字にします。
ㄱだけでは、一つのまとまった音として読めません。
ㅏを付けて가、ㅗを付けて고と書きます。
ㅇは無音ですか、それとも「ン」ですか?
文字の最初では無音、パッチムでは「ン」に近い音になります。
아のㅇは発音しません。
강の一番下にあるㅇは、鼻から抜ける「ン」に近い音です。
パッチムも子音ですか?
はい。
文字の一番下に置かれた最後の子音をパッチムと呼びます。
한のㄴ、김のㅁ、밥のㅂがパッチムです。
同じ形の子音でも、字の最初と一番下では読み方が変わります。
まとめ|韓国語の母音と子音
まとめ|韓国語の母音と子音母音と子音を分けられれば、ハングルを一字ずつ自分で読めます。
韓国語の母音は声の中心を、子音は音の始まりや終わりを作ります。
全体では母音21個・子音19個ですが、最初に覚える基本字は母音10個・子音14個の24個です。
縦長の母音は子音の右、横長の母音は子音の下に置きます。
また、母音から始まる音には無音のㅇを置き、最後に子音が付くときは一番下へパッチムとして加えます。
覚えるときは、母音21個を「基本10個」と「組み合わせ11個」、子音19個を「基本14個」と「濃音5個」に分けます。
そのうえで左右・上下の置き方とパッチムを確かめれば、40個をばらばらに暗記するより形の決まりから読めるようになります。
가をㄱとㅏ、한をㅎ・ㅏ・ㄴに分けられれば、長い単語も同じ方法で読めます。
一度に40個を覚え切ろうとせず、目の前の字を母音と子音に分ける練習を重ねる方が、読み方は身に付きやすいでしょう。























































































