【韓国語の有声音化】韓国語を学ぶ上で、とても大切な「有声音化」!使い方や大事なポイントを徹底的にご紹介!
「有声音化(ゆうせいおんか)」とは韓国語の発音を学ぶ上で1番最初に勉強するべき、とても大切な発音のルールとなります。基礎をしっかりと理解すれば、段々と慣れて使いこなせるようになると思います!正しく使いこなせれるようになると、韓国語を使用したスピーキングがもっと楽しくなります!
韓国語を勉強していると、スピーキングをもっと上達したい!という気持ちが強くなってくると思います。
実際、ライティング・リスニング・スピーキングの中で1番難しいと言われているのがスピーキングです。
韓国語には日本語に存在しない発音がたくさんあるので、特に最初は難しく感じると思います。
また長い間、韓国語を勉強していて、韓国語に慣れている方でも、つまづく発音はあるので、スピーキングはたくさんの時間が必要となります。
頭では理解ができていても、いざ口に出して発音をしてみると、ぜんぜん上手く発音ができなかったりするので、韓国語を勉強していると、このもどかしい気持ちを経験した方はとても多いのではないかと思います。
そして韓国語の発音には、7つのルールがあります。
今回はその内の1つである、韓国語の発音を学ぶ上で、とても大切な「有声音化(ゆうせいおんか)」について、詳しくご紹介していきます!
発音ルールをしっかりと理解せずに使用していると、相手に伝わらなかったり、また間違った発音を覚えてしまうことになります。
この「有声音化」は、発音の7つのルールの中でも、1番最初に学ぶべき、簡単なルールとなっているので、今回を機会に「有声音化」をマスターしていきましょう!
ぜひ、発音のルール「有声音化」をマスターして、韓国語での会話力をグッとあげていきましょう!
【韓国語の有声音化】韓国語の発音「有声音化」のルールは2つ!
「有声音化」を、とっっても!簡単に説明すると「有声音化」とは濁って発音することとなります。
例をあげると、
・カ→ガ
・サ→ザ
・タ→ダ
・パ→バ
となります。
いつもなら濁らずに読んでいた音が、いきなり「”」のついた濁音に変化することを「有声音化」と表現します。
そしてこの「有声音化」には2つのルールがあります。
今回は、この2つのルールを1つずつ、分かりやすくご紹介していきますね!
【韓国語の有声音化】「有声音化」のルール1(母音に挟まれると濁る)
母音+(ㄱㄷㅂㅈ)+母音という場合であれば、子音の(ㄱㄷㅂㅈ)は、母音と母音に挟まれているので、濁った発音へと変わります。
韓国の方は「かきくけこ」よりも「がぎぐげご」の方が発音がしやすいため、この「有声音化」が自然と発生するようです。
分かりやすく、表にまとめてみました!
ハングル | 発音 |
---|---|
ㄱ | k→g |
ㄷ | t→d |
ㅂ | p→b |
ㅈ | ch→j |
このように濁点のついた発音へと変化します。
この子音(ㄱㄷㅂㅈ)以外は「有声音化」をしないので、4つの子音(ㄱㄷㅂㅈ)を注意して、覚えていきましょう!
もっと分かりやすくするため、単語を例にしてご紹介いたします!
韓国語の有声音化「고기(コギ)」お肉
単体で読むと「고(コ)」と「기(キ)」ですが、母音の「ㅗ」と「ㅣ」に子音の「ㄱ」が挟まれているため、「有声音化」をして「キ→ギ」へと変化し、「고기(コギ)」となります。
韓国語の有声音化「가게(カゲ)」お店
単体で読むと「가(カ)」と「게(ケ)」ですが、母音の「ㅏ」と「ㅔ」に子音の「ㄱ」が挟まれているため、「有声音化」をして「ケ→ゲ」へと変化し、「가게(カゲ)」となります。
韓国語の有声音化「사과(サグァ)」りんご
単体で読むと「사(サ)」と「과(クァ)」ですが、母音の「ㅏ」と「ㅗ」に子音の「ㄱ」が挟まれているため、「有声音化」をして「クァ→グァ」へと変化し、「사과(サグァ)」となります。
韓国語の有声音化「바다(パダ)」海
単体で読むと「바(パ)」と「다(タ)」ですが、母音の「ㅏ」と「ㅏ」に子音の「ㄷ」が挟まれているため、「有声音化」をして「タ→ダ」へと変化し、「바다(パダ)」となります。
韓国語の有声音化「부부(プブ)」夫婦
単体で読むと「부(プ)」と「부(プ)」ですが、母音の「ㅜ」と「ㅜ」に子音の「ㅂ」が挟まれているため、「有声音化」をして「プ→ブ」へと変化し、「부부(プブ)」となります。
韓国語の有声音化「아버지(アボジ)」お父さん
単体で読むと「아(ア)」+「버(ポ)」と「지(チ)」ですが、それぞれ母音の「ㅏ」と「ㅓ」,母音の「ㅓ」と「지」に子音の「ㅂ」と「지」が挟まれているため、「有声音化」をして「ポ→ボ」,「チ→ジ」へと変化し、「아버지(アボジ)」となります。
まずは、6つの単語を例にあげて、ご紹介いたしました。
実は、「有声音化」をしている単語は多く、初心者の方でも聞いたことがある単語や覚えやすい簡単な単語が比較的に多いです!
「有声音化」をしている単語を表にまとめてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください!
「有声音化」をしている単語
韓国語 | 発音 | 日本語 |
---|---|---|
가구 | カク→カグ | 家具 |
야구 | ヤク→ヤグ | 野球 |
시계 | シケ→シゲ | 時計 |
구두 | クトゥ→クドゥ | 靴 |
지도 | チト→チド | 地図 |
예비 | イェピ→イェビ | 予備 |
과자 | クァチャ→クァジャ | お菓子 |
부자 | プチャ→プジャ | お金持ち |
반지 | パンチ→パンジ | 指輪 |
他にも「有声音化」をしている、単語はたくさんあります。
何気なく暗記している単語も、実は「有声音化」をしていることがあったりするので、少し意識してみると、いいかもしれません!
【韓国語の有声音化】有声音化のルール2(パッチムの「ㄴㅁㄹㅇ」の後ろは濁った発音になる)
パッチム(ㄴㅁㄹㅇ)+子音(ㄱㄷㅂㅈ)という場合であれば、子音の(ㄱㄷㅂㅈ)は、濁った発音へと変わります。
こちらも分かりやすく、単語の例をあげてご紹介していきますね!
韓国語の有声音化「운동(ウンドン)」運動
単体で読むと「운(ウン)」と「동(トン)」ですが、パッチムの「ㄴ」の後ろに「ㄷ」がきているため、「有声音化」をして「トン→ドン」へと変化し、「운동(ウンドン)」となります。
韓国語の有声音化「한국(ハングッ)」韓国
単体で読むと「한(ハン)」と「국(クッ)」ですが、パッチムの「ㄴ」の後ろに「ㄱ」がきているため、「有声音化」をして「クッ→グッ」へと変化し、「한국(ハングッ)」となります。
韓国語の有声音化「공부(コンブ)」勉強
単体で読むと「공(コン)」と「부(プ)」ですが、パッチムの「ㅇ」の後ろに「ㅂ」がきているため、「有声音化」をして「プ→ブ」へと変化し、「공부(コンブ)」となります。
韓国語の有声音化「일본(イルボン)」日本
単体で読むと「일(イル)」と「본(ポン)」ですが、パッチムの「ㄹ」の後ろに「ㅂ」がきているため、「有声音化」をして「ポン→ボン」へと変化し、「일본(イルボン)」となります。
韓国語の有声音化「갈비(カルビ)」カルビ/お肉
単体で読むと「갈(カル)」と「비(ピ)」ですが、パッチムの「ㄹ」の後ろに「ㅂ」がきているため、「有声音化」をして「ピ→ビ」へと変化し、「갈비(カルビ)」となります。
韓国語の有声音化「남자(ナムジャ)」男性
単体で読むと「남(ナム)」と「자(チャ)」ですが、パッチムの「ㅁ」の後ろに「ㅈ」がきているため、「有声音化」をして「チャ→ジャ」へと変化し、「남자(ナムジャ)」となります。
以上、6つの単語を例にあげて、ご紹介いたしました。
基本的には、ご紹介した2つのルールをしっかりと理解して、覚えておくと「有声音化」はマスターできます!
覚えることが多くて大変かもしれませんが、最初は焦らずにルール1、ルール2と順番に覚えていくことをおすすめします。
ルール1の覚え方は「ㅈジャ ㄱガ ㅂバ ㄷタ」「じゃがバター」と覚える方法が、覚えやすいコツの1つかと思います!
そしてルール2の覚え方は「ㄴㅇノー ㄹラー ㅁメン」「Noラーメン」と覚える方法が、こちらも覚えやすいコツの1つかと思います!
ぜひ、参考にしてみてください!
【韓国語の有声音化】「有声音化」の例外をご紹介!
先ほどでもご紹介いたしましたが、基本的には2つのルールを理解し、しっかり覚えていれば、「有声音化」はマスターできるのですが、たまに、「有声音化」なはずなのに!!当てはまらない例外の単語があります。
特に漢字から由来する単語が、「有声音化」の法則に当てはまらず、例外となることがあります。
代表的な例外の単語は、
韓国語 | 発音 | 日本語 |
---|---|---|
글자 | クルチャ | 文字 |
문법 | ムルポッ | 文法 |
결정 | キョルチョン | 決定 |
술집 | スルチッ | 酒屋/居酒屋 |
となります。
最初は、頭がパニックするかもしれませんが「有声音化」の例外の単語の数はそんなに多くないです!
1つ1つ単語を覚えていく中で、「有声音化」の例外の単語があれば、「この単語は有声音化しないんだ、そうゆう単語なんだ」程度に、重くとらえずに単語を覚えていくことをおすすめします!
また韓国語の試験を受けようと考えている方は、試験で出てくる「有声音化」の単語は大体決まっているので、発音をしっかりと聞きながら、単語を覚える勉強法が1番いいと思います。がんばってくださいね!
【韓国語の発音ルール「有声音化」のまとめ】韓国語の発音「有声音化」をマスターしよう!
いかがでしたでしょうか?韓国語の発音ルール「有声音化」について、2つのルールや例外まで、詳しくご紹介いたしました!
「有声音化(ゆうせいおんか)」とは、韓国語の発音のルールの中で、1番最初に学ぶべき簡単なルールであり、とても大切な発音のルールとなります。
そして「有声音化」は2つのルールがあります。
1つ目のルールは母音と母音の間に子音の(ㄱㄷㅂㅈ)が挟まると、子音の(ㄱㄷㅂㅈ)は濁った発音へと変わります。
2つ目のルールはパッチムの「ㄴㅁㄹㅇ」の後ろに、子音(ㄱㄷㅂㅈ)がくると、子音の(ㄱㄷㅂㅈ)は濁った発音へと変わります。
韓国語を勉強していく中で、「有声音化」は必ず!登場する発音ルールの1つなので、韓国語に触れる回数を重ねて、だんだんと慣れていくと、「有声音化」と意識をしなくても、自然と「有声音化」ができるようになります!
単語を覚えるときは、口に出して発音も確認しながら、単語を覚えていくことが、自然と発音ルールも身につき、印象にも残るのでオススメです!
正しく理解して「有声音化」を自然に使いこなせることができるようになると、韓国語の発音もネイティブになり、韓国語でのコミュニケーションもスムーズにいくようになります。
ぜひ韓国語の発音ルール「有声音化」をマスターして、韓国語の学習やコミュニケーションなどに役立ててください!
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