韓国語の分かち書きルール|スペースの入れ方とよくある間違い

韓国語の分かち書きルール|スペースの入れ方とよくある間違い
韓国語の分かち書きルール|スペースの入れ方とよくある間違い韓国語を書いていると、文法より先に「ここ、空けるんだっけ?」で止まることがあります。
저는はくっついているのに、한국 사람は空く。
할 수 있다も途中にスペースがあります。
これが띄어쓰기、韓国語の分かち書きです。
細かな決まりまで一度に覚えると大変ですが、初心者がよく書く文なら、まず四つのルールを知るだけでかなり直せます。
まず覚えたいのは四つだけ
助詞と語尾は前へ付ける。
別の単語と、수・것・지のような名詞の前は空ける。
まずはこの形です。
助詞は前の言葉と離さない
저는、친구가、학교에서の는・가・에서は、前の言葉に付けて書きます。
저 는、친구 가、학교 에서とはしません。
語尾も途中で切らない
먹었어요、가지만、예뻐서の어요・지만・아서/어서は動詞や形容詞の一部として続けます。
먹었 어요、가 지만のようなスペースは入りません。
別の単語へ移るところで空ける
저는 한국에서 살아요.なら、저는/한국에서/살아요の三つのまとまりです。
日本語の「文節」と同じ位置になるとは限りません。
수・것・지などは前を空ける
할 수 있다、먹는 것、온 지 오래됐다の수・것・지は、前の言葉の説明を受けて使う名詞です。
韓国語では依存名詞と呼ばれ、前を空けるのが原則です。
| 正しい文 | 区切り | 意味 |
|---|---|---|
| 저는 학생이에요. (チョヌン ハクセンイエヨ) | 저는 (チョヌン)/학생이에요 (ハクセンイエヨ) | 私は学生です |
| 친구와 영화를 봤어요. (チングワ ヨンファルル ポァッソヨ) | 친구와 (チングワ)/영화를 (ヨンファルル)/봤어요 (ポァッソヨ) | 友達と映画を見ました |
| 할 수 있어요. (ハル ス イッソヨ) | 할 (ハル)/수 (ス)/있어요 (イッソヨ) | できます |
助詞は「前の名詞とセット」で見る
助詞は「前の名詞とセット」で見る은・는・이・가・을・를・에・에서を見つけたら、まず前の言葉へ寄せます。
よく使う助詞で確認する
| 助詞 | 正しい例 | 間違い例 |
|---|---|---|
| 은 (ウン)/는 (ヌン) | 오늘은 바빠요. (オヌルン パッパヨ) | 오늘 은 바빠요. (オヌル ウン パッパヨ) |
| 이 (イ)/가 (ガ) | 비가 와요. (ピガ ワヨ) | 비 가 와요. (ピ ガ ワヨ) |
| 을 (ウル)/를 (ルル) | 커피를 마셔요. (コピルル マショヨ) | 커피 를 마셔요. (コピ ルル マショヨ) |
| 에 (エ)/에서 (エソ) | 학교에 가요. (ハッキョエ カヨ) | 학교 에 가요. (ハッキョ エ カヨ) |
| 와 (ワ)/과 (クァ) | 친구와 만나요. (チングワ マンナヨ) | 친구 와 만나요. (チング ワ マンナヨ) |
助詞そのものの使い分けは、
で確認できます。
分かち書きの記事では、「意味」より「どこに付けるか」に集中した方が迷いません。
助詞が二つ続いても途中で空けない
집에서부터「家から」、나에게는「私には」のように長く見えても、一つずつ前へ付いています。
見た目の長さでスペースを入れないようにします。
補助用言は原則として空ける
먹어 보다「食べてみる」、도와 주다「手伝ってあげる」のような補助用言は、原則として前の本動詞と空けます。
ただし条件によって付け書きが認められる場合もあるので、初心者はまず空け書きを基準にすると整理しやすくなります。
수・것・지などは、名詞として空ける
할수、먹는것、온지と続けて書きたくなりますが、ここは初心者が特につまずきやすいところです。
よく出る形を丸ごと覚える
| 形 | 正しい例 | 意味 |
|---|---|---|
| 수 (ス) | 할 수 있어요. (ハル ス イッソヨ) | できます |
| 것 (コッ) | 먹는 것이 좋아요. (モンヌン ゴシ チョアヨ) | 食べることが好きです |
| 지 (チ) | 온 지 1년 됐어요. (オン ジ イルニョン ドェッソヨ) | 来て1年です |
| 데 (デ) | 가는 데 한 시간 걸려요. (カヌン デ ハン シガン コルリョヨ) | 行くのに1時間かかります |
| 때 (ッテ) | 시간이 있을 때 가요. (シガニ イッスル ッテ カヨ) | 時間があるとき行きます |
国立国語院の「한글 맞춤법」第42項でも、依存名詞は前の言葉と空けるのが原則です。
「こと」「とき」「はず」のように、前の言葉に説明される名詞だと考えると分かりやすくなります。
뿐・대로・만큼は前の言葉によって変わる
이것뿐이에요.の뿐は助詞なので付けます。
一方、웃을 뿐이에요.では名詞として働くため空けます。
약속대로「約束どおり」は付けますが、말한 대로「話したとおり」は空けます。
単語だけを見て「뿐は必ず空ける」と覚えると、かえって間違えます。
거・게も続けて書かない
내 거예요.「私のものです」、가는 게 빨라요.「行く方が早いです」の거・게は것から来た形です。
SNSでは내거、가는게のような表記も見かけますが、学習中は正しい形を基準にしておく方が安心です。
数字と単位は「原則」と「よく見る形」が少し違う
数字と単位は「原則」と「よく見る形」が少し違う한 개のように空けるのが原則ですが、10개のような付け書きも認められています。
単位を表す名詞は空けるのが原則
한 개、두 명、세 시간、열 살のように、数と単位の間を空けます。
国立国語院「한글 맞춤법」第43項では、単位を表す名詞は空けて書くことが基本とされています。
数字と一緒なら付け書きもできる
10개、3명、5분、7미터のような書き方も認められています。
つまり「空けるのが原則、数字と一緒なら付けてもよい場合がある」ということです。
店の表示やアプリでは付けた形もよく見かけます。
名前と呼び方は離して書く
김민수 씨、박 선생님、이 과장님のように、名前と씨、先生、役職などの呼び方は空けます。
人名のハングル表記そのものとは別のルールです。
スペースが変わると意味も変わることがある
スペースが変わると意味も変わることがある分かち書きは見た目だけの決まりではありません。
付けるか空けるかで、別の意味になる語もあります。
못하다と못 하다
수영을 못해요.なら「泳ぐのが苦手・できない」という能力の意味で使えます。
一方、수영장이 문을 닫아서 오늘은 수영을 못 해요.なら「プールが閉まっているので、今日は泳げません」です。
外の事情で「できない」ときは못と하다を分けて考えます。
한번と한 번
한 번 더 읽어 보세요.は回数の「もう一度」です。
언제 한번 만나요.の한번は「いつか会いましょう」のように、文全体をやわらかくする副詞として使われます。
큰집と큰 집
큰 집は「大きな家」。
큰집は辞書に一語として載り、家族関係の中で「長男の家」などを指す語です。
こうした語は、見た目だけでは判断しづらいため辞書で確認します。
自分の文を直すときは、見る順番を決める
自分の文を直すときは、見る順番を決める全部を一度に直すより、助詞、語尾、依存名詞の順で見ると、必要なスペースまで消しにくくなります。 覚えた分かち書きを実際の文章で試すなら、韓国語日記の例文とテンプレートを使って一行から書いてみると定着しやすくなります。
まず助詞の前にある余計なスペースを消す
저 는 학생 이에요.なら、最初に는と이を見つけます。
저는 학생이에요.と直せれば、それだけでかなり読みやすくなります。
次に수・것・지の前を確認する
할수 있어요 → 할 수 있어요、먹는것 같아요 → 먹는 것 같아요、온지 오래됐어요 → 온 지 오래됐어요のように直します。
最後に数字と名前を見る
数と単位、名前と呼び方は、短い文でも見落としやすいところです。
次の表くらいの例を自分で直せれば、基本はかなり身についています。
| 間違い | 正しい形 | 見るところ |
|---|---|---|
| 친구 와 카페 에 갔어요. (チング ワ カペ エ カッソヨ) | 친구와 카페에 갔어요. (チングワ カペエ カッソヨ) | 助詞 |
| 할수 있을 것 같아요. (ハルス イッスル コッ カタヨ) | 할 수 있을 것 같아요. (ハル ス イッスル コッ カタヨ) | 수 (ス) |
| 세명 이 왔어요. (セミョン イ ワッソヨ) | 세 명이 왔어요. (セ ミョンイ ワッソヨ) | 単位と助詞 |
| 이건 내거예요. (イゴン ネゴエヨ) | 이건 내 거예요. (イゴン ネ ゴエヨ) | 거 (コ) |
| 김민수씨를 만났어요. (キムミンスッシルル マンナッソヨ) | 김민수 씨를 만났어요. (キムミンス ッシルル マンナッソヨ) | 名前と呼び方 |
文章全体の文法まで同時に直したい場合は、
を別に開き、分かち書きの確認と混ぜない方が効率的です。
韓国語の分かち書きについてよくある質問
韓国語の分かち書きについてよくある質問迷う例が出てきたら、「助詞なのか、名詞なのか」を先に考えると整理しやすくなります。
間違えると意味が通じませんか?
短い文なら前後から分かってもらえることは多いです。
ただし、読みづらくなったり、別の語に見えたりすることはあります。
伝わるかどうかと、正しい表記かどうかは分けて考えます。
韓国人も分かち書きを間違えますか?
迷いやすい語はありますし、SNSではスペースを省く人もいます。
だからといって学習中から省略形を基準にすると混乱するため、まず決められた形を覚える方が安心です。
助詞の前は必ず空けませんか?
はい。
国立国語院「한글 맞춤법」第41項では、助詞は前の言葉に付けて書くとされています。
학생은、학교에서、친구에게の形です。
할 수 있다はなぜ空けますか?
수が名詞として働くためです。
할がその수を説明していると考えると、間にスペースが入る理由が分かります。
数字と単位は付けてもよいですか?
空けるのが原則ですが、数字と一緒に使う場合は10개、3명のような付け書きも認められます。
看板やアプリでは付けた形をよく見かけます。
翻訳するときも分かち書きは大切ですか?
大切です。
スペースが崩れると語の境目が分かりづらくなります。
和訳で迷う場合は、
も確認できます。
手書きではどのくらい空けますか?
一文字分を大きく空ける必要はありません。
同じ単語の中より少し広いと分かる程度でそろえます。
文章として手紙を書く場合は、
へ分けて確認すると分かりやすいです。
まとめ|分かち書きは、助詞と名詞から覚えよう
まとめ|分かち書きは、助詞と名詞から覚えよう最初に全部の例外を覚える必要はありません。
助詞は付ける、수・것・지は空ける。
この二つから始めれば十分です。
分かち書きは、暗記するルールが多そうに見えます。
ただ、実際に自分の文章を直すときは、助詞を前へ付け、次に수・것・지の前を確認するだけでもかなり整います。
その後で数字、単位、補助用言、意味が変わる語へ進めば大丈夫です。
一度で完璧にするより、同じ間違いを自分の文章で二度、三度と直す方が、スペースの位置は早く身につきます。

























































































