【韓国語の資格】韓国語のおすすめ資格についてご紹介!就職に有利な資格はあるの?
韓国語の勉強を始めてしばらく経つと自分の韓国語のレベルを図るためにも、韓国語の資格を取ってみたいと思うときがありますよね。
韓国語を仕事に活かしたいと思うならなおさら資格取得をすることはメリットに繋がります。
今回は韓国語の資格について詳しくご紹介しますね。
韓国語の資格その1:ハングル能力検定
「ハングル能力検定」は韓国語に関する資格としてよく知られています。
略して「ハン検」と呼ばれることもあります。
ハングル能力検定は「日本語を母国語とする人」、つまり日本人を対象に作られた検定試験になっています。
英語の資格実用英語技能検定(英検)のようなものですね。
ハングル能力検定が行われる頻度と料金
ハングル能力検定は春と秋の年に2回試験が行われています。
受講料金は次のようになっています。
ランク | 費用 |
---|---|
1級 | 10,000円 |
2級 | 6,800円 |
準2級 | 5,800円 |
3級 | 4,800円 |
4級 | 3,700円 |
5級 | 3,200円 |
5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級と難易度が上がっていきます。
ハングル能力検定は日本語を母国語とする人を対象にしている試験ですから、問題も基本はすべて日本語で出題されます。
試験は聞き取り(リスニング)と筆記の両方があり、60分授業を40回受講したら、5級に合格するレベルにたどり着くと言われています。
【韓国語の資格】どの級から受けてみるべきか分からなければレベルチェックにチャレンジしてみよう
ハングル能力検定を受けてみたいけど、どの級が自分のレベル向けなのかわからない人は、ぜひ以下のハングル能力検定試験のホームページにあるレベルチェック問題を受けてみてくださいね。もちろん無料です。
韓国語の資格その2:韓国語能力試験(TOPIK)
韓国語能力試験は英語でTest of Proficiency in Koreanと言います。略して、TOPIK(トピック、トーピック)と呼ばれています。
TOPICは全世界の韓国語学習者、つまり韓国語を母国語としない人を対象とした検定試験になっています。
名前も特徴も少し英語資格のTOEICに似ていますね。
韓国語能力試験(TOPIK)は全世界の人が受けられる試験のため、もちろん問題は日本語で出題されることはなく、すべて韓国語になっています。
【韓国語の資格】韓国語能力試験(TOPIK)が行われる頻度と特徴
韓国語能力試験(TOPIK)は年に3回試験が行われています。
等級は韓国語能力試験Ⅰ(初級/ 1級・2級)と韓国語能力試験Ⅱ(中・上級/ 3級~6級)があります。
韓国語能力試験Ⅰ(初級)では聞き取りと読解問題が出題され、韓国語能力試験Ⅱ(中・上級)では聞き取りと読解問題に加えて、筆記問題が出題されます。
※ハングル能力検定試験は1級が一番難易度の高い級ですが、韓国語能力試験(TOPIK)の場合はその逆で1級が一番易しい初級、6級が一番難易度の高い級となっています。
また、ハン検定は、受験級に対し合否判定されるのに対し、TOPIKは獲得した得点によって合格級または不合格の判定がされるようになっています。
なお、受験料金は下記の通りとなります。
試験内容 | レベル | 費用 |
---|---|---|
韓国語能力試験Ⅰ | 初級 | 4,000円 |
韓国語能力試験Ⅰ | 1級 | 4,000円 |
韓国語能力試験Ⅰ | 2級 | 4,000円 |
韓国語能力試験Ⅱ | 中・上級 | 5,500円 |
韓国語能力試験Ⅱ | 3級 | 5,500円 |
韓国語能力試験Ⅱ | 4級 | 5,500円 |
韓国語能力試験Ⅱ | 5級 | 5,500円 |
韓国語能力試験Ⅱ | 6級 | 5,500円 |
韓国語の資格その3:通訳案内士試験
「通訳案内士試験」はハングル能力検定や韓国語能力試験(TOPIC)などの韓国語に特化した資格とは違い、高度な外国語能力と日本全国の歴史、地理、文化などの観光に関する高い知識を証明する国家資格となっています。
通訳案内士試験に合格するためには、韓国語⇔日本語の通訳として韓国語の能力が高いことはもちろん、日本へ訪れる外国人のお客様に対してしっかり日本を案内できる知識が身に備わっていることが求められます。
試験は年1回で、全体の合格率は15%ほどという、狭き門なのです。
【韓国語の資格】通訳案内士試験の出題形式
通訳案内士の試験の内容は筆記試験が一次試験、口述試験(通訳案内の実務)が二次試験となっています。
筆記試験では外国語、日本地理、日本歴史、産業・経済・政治及び文化に関する一般常識が出題されます。
ただし、外国語の試験については、ハングル能力検定試験1級もしくは韓国語能力試験6級を持っている人であれば免除となります。
通訳案内士は韓国語をマスターした上でさらに高みを目指す人向けの資格と言えますね。
すばりオススメの韓国語の資格は?
「自分の韓国語の力を試したい」という目的であればハングル能力検定(ハン検)もしくは韓国語能力試験(TOPIC)のどちらかを選ぶことになるでしょう。
しかし、韓国語能力試験(TOPIC)はすべて韓国語で問題が出題されるので、韓国語の勉強をはじめて間もない初心者にはハードルが少し高いです。
そのため、まずはハングル能力検定から挑戦し、中級レベルになってきたら韓国語能力試験(TOPIC)に調整んしてみることをおすすめします。
たとえば、英語の資格で言うと、英検3級レベルにたどり着いていないのにTOEICを受けてしまうと、ほとんど問題の意味分からず勘で答えてしまうことでしょう。
英検では2級を合格してから(もしくは英検2級相当の英語力が身に付いてから)TOEICを受けることが多いのではないでしょうか。
ちなみに、費用的な面で考えると、ハングル能力検定のほうは一番難易度の低い5級が3,300円、難易度の高い1級が11,000円と難易度の高い級になるにつれて受験費用が高くなります。
一方で韓国語能力試験(TOPIC)の方はTOPIK Iが3,500円、TOPIK IIが4,000円と全体的にハングル能力検定と比べて割安なので、中級レベルから韓国語能力試験(TOPIC)を受ける方が経済的ではあります。
【韓国語の資格】韓国語を活かした就職に有利な資格は?
語学の勉強の延長であれば自分に合った資格を受けるのが一番ですが、韓国語を活かした就職をしたい場合に受けるべき資格で考えるとどうでしょうか。
ずばり、韓国語を使って日本で仕事をするのであれば「ハングル能力検定」がおすすめで、韓国語を使って韓国やそのほかの外国で仕事をするのであれば「韓国語能力試験」が良いとされています。
ですが、さきほども少し説明しましたが、いくら就職のためとはいえ、韓国語初心者にも関わらず、韓国語能力試験(TOPIC)を受けてしまうと韓国語で記載された出題内容がちんぷんかんぷんでいい成績は残せないことは目に見えています。
そのため、やはり初心者であればまずはハングル能力検定から挑戦するといいでしょう。
【まとめ】【韓国語の資格】韓国語のおすすめ資格についてご紹介!就職に有利な資格はあるの?
韓国語の試験は就職する上で必須でなければ必ず受けないといけない試験ではありません。
初級のレベルの試験を受けなくても、日ごろコツコツ勉強していれば上級の試験に合格もできることもあるでしょう。
つまり、資格の試験はあくまでも自分の語学のレベルを図る指標みたいなものです。
ですが、人によっては資格を取得することを目標にすることで、勉強するモチベーションに繋がりやすいことがあります。
そもそも韓国語の資格を受けるべきか、そして資格を受けたい場合はどの資格を受けるべきかについては、ぜひ自分の現在の学習状況やレベルを見直しながら検討してくださいねー!
なにより、楽しく勉強を継続することが一番重要ですね。