韓国語の数字を発音や使い方などを一気にマスターしちゃおう!
韓国に触れる機会も増えてきて韓国語をマスターしてみよう!と思う方もいらっしゃるかもしれません。
韓国語学習を始めた方々からよく分からないと言われる部分の一つに「数字」があります。
日本語にも「いち、に、さん」や「ひとつ、ふたつ、みっつ」があるように、韓国語にも同じようにいくつかあり、状況によって使い分けなければいけません。
なかなか数字が覚えられない!という方のために、今回はとことん!詳しくご説明していこうと思います。
使い分けに慣れてしまえば難しくありませんので、ぜひこの機会に数字をマスターしちゃいましょう!
まずは基本となる韓国語の数字、1~10、100、1000、10000について読み方と発音を覚えよう!
まずは一番基本からです。一番ベースになる、一から十、百、千、万をご紹介していきます。
英語の場合は日本語と区切り方が違うのに対して、韓国語は日本語と同じです。
発音の注意点と一緒にご紹介します。それでは見ていきましょう。
韓国語の数字「0」
数字 | 韓国語 | 読み方 |
---|---|---|
0 | 영/공 | ヨン/ゴン |
舌は下に付けたまま口の中を広く開けるように「ン」と発音
韓国語の数字「1」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
1 | 일 (イル) |
実際にはルの発音ではなく、下を上顎に付け、Lの発音をするようなイメージです。
韓国語の数字「2」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
2 | 이 (イ) |
韓国語の数字「3」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
3 | 삼 (サム) |
実際にはムとは発音せず、mを意識し口を閉じた状態で終える
韓国語の数字「4」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
4 | 사 (サ) |
韓国語の数字「5」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
5 | 오 (オ) |
口をすぼめ、オと発音します。
韓国語の数字「6」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
6 | 육 (ユッ) |
ユの後に「ク」を言うつもりで「ユッ」と発音する
韓国語の数字「7」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
7 | 칠 (チル) |
1の일と同様、Lの発音をイメージ
韓国語の数字「8」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
8 | 팔 (パル) |
1と7と同様にLの発音をイメージ
韓国語の数字「9」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
9 | 구 (グ) |
口をすぼめてグと発音する
韓国語の数字「10」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
10 | 십 (シプ) |
実際にはプとは発音せず、pを意識し口を閉じた状態で終える
韓国語の数字「100」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
100 | 백 (ペッ) |
6の육と同様に「ク」を言うつもりで「ペッ」
韓国語の数字「1,000」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
1,000 | 천 (チョン) |
ンは舌を上顎につけるように発音する
韓国語の数字「10,000」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
10,000 | 만 (マン) |
千の천と同様にンは上顎につけるように発音します。
韓国語の数字一覧
日本語 | 韓国語 |
---|---|
0 | 영/공 (ヨン/ゴン) |
1 | 일 (イル) |
2 | 이 (イ) |
3 | 삼 (サム) |
4 | 사 (サ) |
5 | 오 (オ) |
6 | 육 (ユッ) |
7 | 칠 (チル) |
8 | 팔 (パル) |
9 | 구 (グ) |
10 | 십 (シプ) |
100 | 백 (ペッ) |
1,000 | 천 (チョン) |
10,000 | 만 (マン) |
12は「10の십(シプ)と2の이(イ)を組み合わせ、12십이」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
12 | 십이 (シビ) |
例えば、12の場合は10の십(シプ)と2の이(イ)を組み合わせ、12십이です。なお、発音はパッチムの関係で読むときは「シビ」となります。
1,530というときは1,000の천(チョン)+500の오백(オベッ)+30の삼십(サムシプ)
日本語 | 韓国語 |
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1,530 | 천오백삼십 (チョノベクサムシプ) |
他にも、1,530というときは1,000の천(チョン)+500の오백(オベッ)+30の삼십(サムシプ)なので、続けて書くと「천오백삼십」です。
なおここで少し細かい注意点ですが、よく見ると先ほど100の時は発音が「ペッ」だったのに対し、ここでは「ベッ」になっています。
これは、単語の頭にあるか、それとも中間にあるかによって発音が変わる法則が適用されているからです。この場合は単語の中間にあるため、「ペッ」ではなく「ベッ」で発音することになります。
18,000は「만팔천(マンパルチョン)」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
18,000 | 만팔천 (マンパルチョン) |
それでは、18,000の時はどうでしょうか?「いちまんはっせん」だから…1の일(イル)に万の만(マン)と思うかもしれません。
ですが、これは日本語がむしろ千までは1が付かないのに対し、万からは1が付くという不規則な変化をしていますが、韓国語はそのような変化はありません。
ただ「万八千」と考えれば大丈夫です。もう皆さん、ご自身でも韓国語に変えられるかと思います。18,000は「만팔천(マンパルチョン)」ですね!
韓国語の数字。基本の数字の活用例
それでは、このような基本的な数字はどのようなシチュエーションで使われるでしょうか?
日本語で考えて頂ければ何となく想像つくかもしれません。
例えば、値段、金額について話す時はこの基本的な数字が使われます。
韓国の通貨は「원(ウォン)」ですから、今ご紹介した数字の最後にウォンをつければOKです。
私自身、韓国語を喋れなかった時に、韓国でお会計のミスがありましたが、この数字だけゆっくり話したことで問題が解決したこともありましたから、数字はとても重要ですね!
発音によっては伝わりにくいことも多々ありますので、ぜひ発音も合わせて覚えてみてください。
韓国語の数字。日付、住所、部屋番号や待機番号、サイズについて
他にも使われる状況に、日付、住所、部屋番号や待機番号、サイズなどがあります。
韓国語の数字。日付について
日本語 | 韓国語 |
---|---|
月 | 월 (ウォル) |
日 | 일 (イル) |
まず日付ですが、月を월(ウォル)、日にちを일(イル)と表現します。
全て数字に월や일をつければ完成ですが、月の方は少し注意すべき月があります。
6月と10月は例外
日本語 | 韓国語 |
---|---|
6月 | 유월 (ユウォル) |
10月 | 시월 (シウォル) |
6月と10月は例外です。6は육(ユッ)、月は월(ウォル)ですが、例外で유월(ユウォル)となります。
10月も10のパッチムがなくなり、시월(シウォル)と発音します。
6月23日
日本語 | 韓国語 |
---|---|
6月23日 | 유월 이십삼일 (ユウォル イシプサムイル) |
例えば、6月23日の場合「유월 이십삼일(ユウォル イシプサムイル)」となります。
日本語より例外が少ないですから、簡単ですね!
韓国語の数字。住所編
続いて住所ですが、例えばタクシーなどで行き先を伝えたい時に使えるかもしれません。
数字は先ほどご紹介したものをそのまま組み合わせれば問題ありませんが、日本の住所のハイフン、「の」に当たるものが韓国語にもあります。
1-2-3を韓国語で表現
日本語 | 韓国語 |
---|---|
1-2-3 | 일 다시 이 다시 삼 (イル タシ イ タシ サム) |
例えば1-2-3という住所がある場合、日本語では1の2の3と読むかと思います。
韓国語で「の」は基本的に「의」なので、それを使うのかな?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は違います。
このハイフンの部分は「タシ」と読み、「イル タシ イ タシ サム」になります。
また部屋番号の時は、数字だけ言ってもいいですし、最後に号という意味の「호(ホ)」を付けても大丈夫です。
待機番号の時は数字+「번(ボン)」で呼ばれます。「번(ボン)」は番という意味です。
韓国語の数字。サイズ編
サイズは靴のサイズで考えてみましょう。
基本的に日本ではセンチ単位で話すのに対し、韓国ではミリ単位で話します。
23㎝
日本語 | 韓国語 |
---|---|
23㎝(230㎜) | 이백삼십 (イベッサムシプ) |
23㎝であれば230㎜と話すため「이백삼십(イベッサムシプ)」と言います。
余談ですが韓国では靴の場合、5㎜単位がないことも多々あります。
ここまでいかがでしょうか?基本的な数字を覚えるだけでも、使える範囲がとても広いですよね!ぜひゆっくりでもマスターしてみて下さい。
韓国語の数字。固有数詞を覚えよう!
続いては「固有数詞」と呼ばれるものをご紹介します。
固有数詞と聞いてもピンとこない方も多いかもしれません。
日本でも良く使われているもので「ひとつ、ふたつ、みっつ」のことを固有数詞と言います。
それでは早速固有数詞を見てみましょう。
韓国語の固有数詞一覧
日本語 | 韓国語 |
---|---|
1 | 하나 (ハナ) |
2 | 둘 (トゥル) |
3 | 셋 (セッ) |
4 | 넷 (ネッ) |
5 | 다섯 (タソッ) |
6 | 여섯 (ヨソッ) |
7 | 일곱 (イルゴプ) |
8 | 여덟 (ヨドル) |
9 | 아홉 (アホプ) |
10 | 열 (ヨル) |
20 | 스물 (スムル) |
30 | 서른 (ソルン) |
40 | 마흔 (マフン) |
50 | 쉰 (シン) |
60 | 예순 (イェスン) |
70 | 일흔 (イルフン) |
80 | 여든 (ヨドゥン) |
90 | 아흔 (アフン) |
11や26といったときは、先ほどと同様で組み合わせれば問題ありません。
11の場合「열하나(ヨルハナ)」、26の場合「스물여섯(スムルヨソッ)」となります。
固有数詞の活用例
それではこの固有数詞の活用例を見ていきましょう。
「ひとつ、ふたつ」という意味ですから、「ひとつください!」というときにももちろん使えます。
「ください」は「주세요(ジュセヨ)」ですから、「하나 주세요(ハナ ジュセヨ)」と言えば問題なく通じます。
特に発音も難しくないので、旅行中にはとても良く使えるフレーズです。
ですがここで、注意点があります。
日本語では「ふたつください、みっつください」といっても問題ないかと思いますが、韓国語の場合は少し不自然です。
韓国語の場合は、ふたつからは基本的に「2個」で表現することが一般的です。
日本語では2個というときに、基本の数字を用いるのに対し、韓国語では固有数詞を使用します。2(둘)個(개)ですが、変化が生じ、「두개(トゥゲ)」と言います。
数字の後に単位が付く場合には、変化がありますので要注意です。ここで変化後の形を1つずつ見てみましょう。
日本語 | 韓国語 |
---|---|
1 | 한 (ハン) |
2 | 두 (トゥ) |
3 | 세 (セ) |
4 | 네 (ネ) |
5以降には特に変化はありません。そのため「ひとつください」というときは「하나 주세요(ハナ ジュセヨ)」、「1個ください」というときは「한개 주세요(ハンゲ ジュセヨ)」となります。
他の固有数詞を使って話すシチュエーション
他にも固有数詞を使って話すシチュエーションを考えてみましょう。一番良く使われるものに、年齢や人数、本数などがあります。
まず年齢ですが、歳は「살(サル)」と言います。これも単位と考えればいいので、1〜4に関しては、変化した方の固有数詞を使用します。
例えば1歳の場合は「한살(ハンサル)」です。それでは、47歳の場合はどうでしょうか?40は마흔(マフン)で7は일곱(イルゴプ)ですね。
ですから、「마흔일곱살(マフンイルゴプサル)」となります。
ちなみに60、70となったときはこの固有数詞を使わずに数字で表現することも多いですが、個人差があるものなので、覚えておくに越したことはないでしょう。
続いて人数
続いて人数です。韓国旅行に行かれたことのある方は、「몇분이세요?(ミョッブニセヨ)」というフレーズを聞いたことがあるかもしれません。
これは何名様ですか?という意味で、レストランなどで良く使われています。
さて、ここで人数を答えるときにこの固有数詞を使うことができます。
例えば、2人ですと言いたいときは、2명이요(トゥミョン イヨ)と答えればOKです。
〇〇人というときの「人」は「명(ミョン)」と言います。先ほどの固有数詞と合わせて使えば、何人でも問題ありませんね。
本数を伝えたいときの韓国語の数字は?
最後に本数ですが、例えばお酒の瓶など、何か瓶を数えるときに韓国では「병(ビョン)」と言います。
固有数詞と合わせて、「소주 한병 주세요(ソジュ ハンビョン ジュセヨ)」というと、ソジュ(韓国の焼酎)を一本くださいという意味になります。
なお気をつけなければならないのは、日本語だと例えばボールペンなども1本、2本…と数えますが、この병は瓶という意味で使われるものなので、ボールペンなどには適していません。
固有数詞はいかがでしょうか?
少し変化もあったりするので、覚えるのが大変かもしれませんが、慣れてしまえば問題ありません!繰り返し練習してみてくださいね。
基本の数字と固有数詞を一緒に使う?
最後にご紹介するのは、基本の数字と固有数詞を組み合わせて使う場面についてです。
日本語だとあまりピンとこないかもしれませんが、韓国語ではこの組み合わせが使われることがあります。
間違えやすいところなので、良く見てみてくださいね。
10時45分
日本語 | 韓国語 |
---|---|
10時45分 | 열시 사십오분 (ヨルシ サシプオブン) |
まずひとつ目が時間です。例えば、10時45分という場合、日本語では基本の数字を用いて、固有数詞は使用しませんよね。
ですが、韓国語の場合は時間の部分は固有数詞、分数の部分は基本の数字を用いて話します。まず〇〇時の時は「시(シ)」、〇〇分の時は「분(ブン)」と言います。
10は固有数詞で열(ヨル)ですから、10時は「열시(ヨルシ)」、45は数字で사십오(サシプオ)ですから、45分は「사십오분(サシプオブン)」となります。
時間は固有数詞で分数は数字ですから、少し混乱しやすいので注意が必要です。
時間を話す上でポイントは「12時間」で話すこと
特に例外などはありませんが、時間を話す上で一つだけポイントがあるとすれば、それは12時間制で話すという点です。
日本では、18時というように24時間単位で話したり表記したりすることも多いですが、韓国では基本的には12時間で話します。
24時間を用いるのは、基本的には軍隊でと言われています。
韓国語の数字。電話番号編
数字と固有数詞を併用するもう一つの例は、電話番号です。
電話番号をどうやって併用するの?と思うかもしれません。基本的には韓国語でも電話番号は数字のみを利用します。
電話番号の例
日本語 | 韓国語 |
---|---|
010-1234-5678 | 공일공 일이삼사 오육칠팔 (コンイルコン イリサムサ オユクチルパル) |
例えば、010-1234-5678の場合、공일공 일이삼사 오육칠팔です。
電話番号の「ハイフン」
日本語 | 韓国語 |
---|---|
– | 에 (エ) |
このときハイフンを言いたければ、에(エ)と言います。010の後のハイフンは離さず、最後のハイフンの時にのみいうことが多いです。
ですが、韓国人が話すのを聞いていると固有数詞と併用することがあります。
1122という番号
日本語 | 韓国語 |
---|---|
1122 | 하나하나둘둘 (ハナハナトゥルトゥル) |
それは1の일(イル)と2の이(イ)の発音がとても似ているので、現地人同士でも聞き取れないことがあるためです。
そのため、例えば1122という番号があった場合、일일이이(イルイルイイ)ではなく、하나하나둘둘(ハナハナトゥルトゥル)と発音をします。
特に日本人にとっても、この일という発音はパッチムのためとても話しにくいものです。
重要な場面では固有数詞を使うことで、きちんと伝達することができますから、このように発展バージョンとしても、固有数詞と数字の併用方法を覚えておくと役に立つと思います。
【まとめ】韓国語の数字を発音や使い方などを一気にマスターしちゃおう!
いかがでしたでしょうか?今回は、韓国語の数字についてご紹介しました。
日本語と同じように、数字と固有数詞があるという点はとても似ていますが、反面、使う場面が少し違ったり戸惑ったりすることもあるかもしれません。
韓国語の数字一覧
日本語 | 韓国語 |
---|---|
0 | 영/공 (ヨン/ゴン) |
1 | 일 (イル) |
2 | 이 (イ) |
3 | 삼 (サム) |
4 | 사 (サ) |
5 | 오 (オ) |
6 | 육 (ユッ) |
7 | 칠 (チル) |
8 | 팔 (パル) |
9 | 구 (グ) |
10 | 십 (シプ) |
100 | 백 (ペッ) |
1,000 | 천 (チョン) |
10,000 | 만 (マン) |
もちろんすぐに慣れるものではないですが、ふとしたときに時間を韓国語で考えてみたり、今日の日付や現在の時間を韓国語で考えてみたりすると、とてもいいトレーニングになります。
是非皆さんも日頃から少しずつ覚えて、韓国語の数字をマスターしてみてくださいね!