韓国語はどうやって覚える?韓国語学習の覚え方をご紹介!
このサイトをご覧の皆さんは、韓国語に興味を持って見ている方が多いかと思いますが、その動機は様々かと思います。
特に最近は世界中でのKPOPの影響を受け、彼らの曲の歌詞が気になって韓国語に興味を持ったり、もしくは旅行が好きで韓国語に興味を持ったり、美容をきっかけに韓国語に興味を持ったりと本当に様々です。
興味のある方の場合は、少しずつ知っている単語などはあるかと思いますが、さらに深く理解していくためにはどうやって学習していったら良いでしょうか?
今回は、韓国語を学習する上でオススメの覚え方や学習の仕方、注意した方が良い点を合わせてご紹介してきます。初心者の方から、すでに少し韓国語をご存知の方まで、効率のいい覚え方を解説します。
韓国語の覚え方 その①「ハングル」
韓国語を学習する上で欠かせないのが「ハングル」です。
よくハングル語という方もいますが、基本的には韓国語の文字をハングルと呼びます。
日本語だと、ひらがなやカタカナそして漢字に当たります。
もちろんドラマや映画、歌を通して聞こえてくるフレーズをひたすら覚えていくというのも、韓国語の覚え方の1つですが、それだけだと自分の話したいことを話すまでに、少し時間がかかってしまいます。
韓国語の文字「ハングル」と文法を覚えることで、韓国語を基礎から理解でき、自ら活用することもできるのでおすすめです。
さてハングルの覚え方ですが、日本語の五十音あいうえお表のようにハングルにも半切表といわれるものがあります。
ですが、ひらがなやカタカナのように一つずつ覚えていく必要はありません。
なぜなら特に規則性がないひらがなやカタカナと違い、ハングルは子音と母音の組み合わせでできています。
韓国語の覚え方。母音と子音
そのためまずはハングルの子音と母音をそれぞれ覚える必要があります。
子音と母音のみ覚えてしまえば、あとは組み合わせをすればハングルが出来上がります。
一つ一つ覚えていく必要はありません。
韓国語を覚える上で重要なパッチム
またハングルを覚える上でもう一つ重要なのは、パッチムといわれるものです。
ハングルを見てみると、文字が上の段と下の段に分かれている時があるかと思います。
例えば「감사합니다」という文字で見てみましょう。
「감사합니다」は「ありがとう」という意味です。
「감」と「합」を見てみると上下の段に分かれているのが見えるかと思います。「가とㅁ」「하とㅂ」のようにです。この下の段に来るものをパッチムと呼びます。
パッチムは、日本語の発音には基本的にないものですので、発音をきちんとするためにもこのパッチムをきちんと覚える必要があります。
日本人が聞いた時には、同じように聞こえたり、カタカナで表記したりすると実際の韓国語の発音とは違くなってしまう時もあります。
以前、韓国の人気アイドルTWICEの日本人メンバーのサナもパッチムの発音が難しく、よく練習したというエピソードを話していました。
特に日本人にとって難しいパッチムを練習するためにも、ハングル自体を理解する必要があります。
またパッチムは、次のハングルによって発音が変わったり、濃音化したりします。なので韓国語を学習する際には、まずハングルから覚えていく必要があります。
韓国語の覚え方 その②「文法」
ハングルを覚えたら、次は文法を覚えていく必要があります。
なぜ堅苦しい文法から?と思う方もいるかもしれませんが、実は日本語と韓国語の文法はとても似ています。
まずは日本語と韓国語の語順が同じです。そのため単語や助詞を覚え、順序はそのまま韓国語に変えていけば、韓国語の文章を作っていくことができます。
文法といっても様々な文法があります。文法の覚え方としてまずおすすめなのが、「助詞」を覚えていくことです。
韓国語を覚える。助詞の文法
例えば、「~が、~は、~を、~に」のようなものです。
基本的には助詞の使い方もとても似ています。助詞と単語を覚えるだけで、短い文章であれば構成していくことができます。
特に韓国語の助詞の使い方は日本語と同じなので、助詞を覚えれば細かいニュアンスの違いまで表現することができます。
もちろん稀に例外もありますが、多くはありませんので例外のみ注意して覚えれば、自然な韓国語の文章を作ることが可能です。
韓国語を覚える。丁寧語
続けて丁寧語の使い方です。
韓国語には「ハムニダ体」といわれるものと「アヨオヨ体」といわれるものがあります。
「ハムニダ体」は軍隊で使われたり、とても丁寧に話したい時に使われたりします。
またその反面、「アヨオヨ体」は尊敬語ではありますが、「ハムニダ体」ほどは硬くなく、タメ口と「ハムニダ体」との中間くらいで使われます。
注意しなければいけないのが、「アヨオヨ体」で話してしまうといくら敬語だからといっても、少し失礼になってしまう時もあります。
逆に丁寧だからといって、「ハムニダ体」ばかりで話してしまうと、とても固い印象になったり、少し不自然になったりしてしまいます。そのため、この使い分けがとても重要です。
この使い分けは、本で学習したりアプリで翻訳したりしても自分の使う状況に合っているかの判断が難しいですね。
この「ハムニダ体」と「アヨオヨ体」の使い分けを覚えるのにおすすめなのが、ドラマをはじめ映画やバラエティー、YouTubeなど、実際に韓国人が話している動画を見ることです。
意味はわからなくても、「ハムニダ体」の時は、最後に「~ニダ」と聞こえるので「アヨオヨ体」とは区別できるかと思います。
それでも難しいと感じる方には、「ありがとうございます」という意味の「감사합니다(カムサハムニダ)」と「고마워요(コマウォヨ)」で「ハムニダ体」と「アヨオヨ体」のリスニングの練習をしてみるのもオススメです。
外国人の感覚では、「감사합니다」も「고마워요」もどちらも「ありがとうございます」だから、どちらを使っても良いだろうと思うかもしれません。
ですが、「고마워요(コマウォヨ)」を使う場面と「감사합니다(カムサハムニダ)」を使う場面では少し違います。
やはり「감사합니다」の方が、「ハムニダ体」ですので、上司や先輩、目上の方に向けても使うことが可能ですが、「고마워요」の方はあまり上の方に向けて使うには適していません。
「고마워요」もタメ口ではありませんが、年上の人が年下の人に話すときや、同僚だけどタメ口よりは少し丁寧な言い方で話したいときによく使われます。
他にも、「すみません」や「ごめんなさい」という意味の「죄송합니다(チェソンハムニダ)」と「미안해요(ミアネヨ)」などでも感覚を掴むことができるかと思います。
まずは簡単な単語から始めて、どのようなシュチュエーションで使われているのか、聞き分けながら練習していくと、さらに自然な韓国語の文法のチョイスができます。
韓国語の覚え方 その③「発音」
ハングルを覚え、ある程度の文法を覚えたら、そこからは自然と韓国語の文章を自ら作って書いたりすることができます。
ですがここからさらに注意が必要なのは、発音です。実際に韓国人とコミュニケーションを取る際には、発音がとても重要になってきます。
「覚え方その①ハングル」でも言及しましたが、韓国語には日本語にはないような発音があったり、濃音や激音という日本人には区別しにくい発音があったりします。
発音のちょっとした違いによって、意味が変わったりしてしまう言葉などがあります。
そのため、意思疎通を図るためには発音をきちんと覚えていかなければなりません。
韓国語の覚え方 発音の例
実際の例をもとに見てみましょう。
例えば「커피」と「코피」という単語があります。どちらもカタカナで表記すると「コピ」となります。
「커피」の場合は、「コ」と「カ」の間くらいの発音になり、意味は「コーヒー」です。
「코피」の場合は、「コピ」の発音に近く、意味は「鼻血」です。以上のように、日本人からしてみると、ちょっとした発音の違いであっても、意味が大きく変わってしまいます。
韓国語の覚え方「発音」。激音と濃音
他にも濃音と激音についても発音を見てみましょう。
まず濃音ですが、例えば「찌개」という単語です。皆さんにも馴染みのある単語かもしれませんが、キムチチゲなどでよく知られている「チゲ」です。
この「찌」は濃音と言われるハングルで、実際の発音はほとんど息を出さずに発音し、あえてカタカナで表記するのであれば「ッチゲ」といった感じになります。
もし「チゲ」とカタカナのように発音した場合は、韓国人の耳には、キムチチゲの「ッチゲ」にも聞こえるような気もするし、昔使われていた、荷物を背負って運ぶときに使う木製の器具「チゲ」にも聞こえるような気がするということです。
とにかく、聞き取りにくいというのは確かですね。
また激音については、濃音とは違い息をたくさん吐きながら発音する音です。
例えば、乗るという意味の「타다」ですが、「타」が激音といわれるものです。
カタカナで表記すると「タダ」になりますが、日本語で無料の意味の「タダ」とは少し発音が違います。
実際には息をよく交えながら「タダ」と発音することで韓国語の「타다」となります。
他にも韓国語にはパッチムがある関係で、その次に来るハングルによっては、もともとは激音のハングルではないのに、次のハングルとの関係により激音や濃音になったりするものもあります。
例えば、良いという意味の「좋다」という単語があります。
「좋다」はどちらももともと激音ではありませんが、「좋」というハングルにはご覧の通りパッチムが含まれています。
この場合、後ろに続く「다」は激音ではありませんが、パッチムとの関係で激音化し、実際の発音は「조타」となります。
日本人の耳には、「チョッタ」のように聞こえるのですが、「チョッタ」とも少し違い、「タ」を発音する際に息が漏れるような感じで発音すると「조타」という発音になります。
とても曖昧な違いではありますが、韓国人が聞いたときには確かに違いがあります。
この息の使い方はとても重要な部分であるということです。
上記はあくまでも例ですが、発音に関しては勉強すればするほど難しい部分かと思います。それでは、どのように発音を覚えていけばよいでしょうか?
韓国語の覚え方。ノウハウ編
まず、韓国語を勉強し始めた、もしくは勉強し始めて間もない方の場合は、とにかく韓国語を覚える際に、絶対にカタカナで覚えないということです。
カタカナだと、韓国語の発音はカバーしきれません。
もし、教科書などで実際に音を聞けるのであれば、聞こえたままに発音を覚えていく必要があります。
日本語でも「雨」と「飴」はイントネーションが違うように、韓国語でも激音や濃音の場合は高い音から始まることが多いので、音の高さなどまで気を使って覚えていく必要があります。
そして、息の出し方が合っているかどうかを確かめるためには、ティッシュや手などを口の前に当て、息がしっかり出ているか、もしくは出ていないかを確認しながら覚えていくといいかと思います。
韓国語の覚え方。携帯の音声検索機能
また、韓国語を勉強し始めてから少し時間が経っている方の場合は、携帯の音声検索機能を使って覚えていくのもオススメです。
最近は、GoogleやNAVERなどの検索エンジンでも音声検索機能が多く使われています。
その音声検索機能を使う際に、韓国語で話してみると、ハングルになりますが、自分が言おうと思っていたハングルとは違うハングルが書かれていることもあるかと思います。
そこで自分の発音の弱点を知り、少しずつ直しながらさらに正しい韓国語の発音を覚えていくことができます。
【まとめ】韓国語はどうやって覚える?韓国語学習の覚え方をご紹介!
いかがでしたでしょうか?
韓国語には興味あるけど、独学するには何から覚えて良いか分からない!とか、せっかく覚えたのに、実は自然な韓国語じゃなかった!とかだと勿体無いですよね。
今日は、効率よく、なおかつ自然な韓国語を習得できるような覚え方をご紹介しました。
手当たり次第に覚えていくよりは、体系的に覚えていくとさらに早く覚えられ、またしっかり自分のものにできるかと思います。
言語の学習には終わりはありませんが、少しでも楽しみながら、韓国語を習得できるように是非頑張ってみてくださいね!