ヨガ・ボディ ― ポーズ練習の起源 ―


ヨガ・ボディ
―ポーズ練習の起源―
マーク・シングルトン 著/
喜多千草 訳

定価(本体2,800円+税)
2014年9月30日発売
A5判並製/352頁
ISBN 978-4-905328-06-3 C0020
発行 大隅書店





大隅書店
Ohsumi Shoten, Publishers
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今日、私たちはヨガと言えば独特のポーズを連想するが、ポーズ練習を中心に据えたその スタイルは、なんとインド古来のものではなく、19世紀末から20世紀初頭にかけての近代 化に際して、欧米の体育、ボディビル、女子体操などの要素を取り入れながら、インド国 民のための体育の技法として創られたものだった! ヨガ実践者が読んでおくべき最も洗 練されたヨガの教養書のひとつであり、近現代の歴史書としてもすこぶる興味深い一冊。

謝 辞
はじめに
第1章 略史:ヒンドゥーの伝統におけるヨガ
第2章 ファキール、ヨギン、ヨーロッパ人
第3章 ヨガの大衆的イメージ
第4章 インドと国際的身体文化
第5章 近代インドの身体文化:その停滞と実験
第6章 身体文化としてのヨガ I:強さと気力
第7章 身体文化としてのヨガ II:ハーモニアル体操と奥義ダンス
第8章 メディアとメッセージ:ビジュアルイメージとアサナ再興
第9章 T・クリシュナマチャルヤとマイソールのアサナ再興

文 献
索 引
訳者のことば

マーク・シングルトン(Mark Singleton)
ケンブリッジ大学神学部にて博士号取得。近代国際ヨガについての研究・執筆を行っており、本書以外の著書に、Roots of Yoga (2015)、編書に、Yoga in the Modern World, Contemporary Perspectives (2008)、Gurus of Modern Yoga (2013)などがある。ヨガの実践者としても、サトヤナンダ・ヨガ、アイアンガー・ヨガでは、認定講師の資格を持つ。現在、アメリカのインド研究所の研究フェローとして、インドのジョドプル滞在中。

喜多千草(きた・ちぐさ)
関西大学総合情報学部教授。博士(文学・京都大学文学研究科現代文化学系二十世紀学専修)。専門は技術史。

スズケー【ハート*フール】
名古屋総合デザイン専門学校卒業。受賞歴に、第67回 毎日広告デザイン賞 最高賞など。作品掲載書籍に、『MEHNDI design book』『MEHNDI style book』『メヘンディ デザイン帖』などがある。

近代ヨガの進化について、深く考えさせてくれる素晴らしい本。熱心なヨガ実践者なら、この素晴らしい練習の歴史と本質について思いを馳せ続けることはとても大事だ。練習は生きているからこそ、実践者すべてがその創造と再生に関わっている。一切の決めつけは捨てよう!
ゴヴィンダ・カイ(アシュタンガヨガ、サーティファイド・ティーチャー)

ヨガって何なんだろう? 現代の日本や欧米で広く練習されているポーズ主体のヨガが、どのような文脈から生まれたかを、熱心なヨガ実践家(アシュタンガヨガ3rdシリーズ)でありケンブリッジ大学神学博士号を取得した著者が緻密な調査をもとに紐解く一冊。高名なグルたちが20世紀のインドという時代背景の中で、どのように「現代ヨガ」を提案するに至ったかが窺いしれる、驚くような史実に満ちている。ヨガ講師が読んでおくべき一冊。
サントーシマ香(「ヨガピープルアワード2014」ベスト・オブ・ヨギーニ賞受賞)

研究者によって書かれた『ヨガ・ボディ』の豊富な引用文献により、わたしたちは「身体を育む」分野のルーツについて、思いを馳せることができる。この本は、ヨガに興味を持つすべての人にとって、素晴らしい情報源だ。
パトリック・オアンシア(ヨガジャヤ・ディレクター)

斬新でいて丁寧に調べられている繊細な分析によって、インド文明の象徴とされているポーズをとるヨガが、実は紛れもなく植民地時代とポストコロニアルの時代のグローバル化の産物だったということが明らかになった。
ジョセフ・S・オルター(『現代インドのヨガ:科学と哲学の間の身体』著者)

この本は優れた研究書であり、近代ハタヨガの歴史的・文化的背景を明らかにした、刺激的な本である。私はこの本を、熱心にヨガをしているすべての人に是非お勧めしたい。
ジョン・フレンド(アヌサラヨガ創始者)